女優の永野芽郁(26)が、2026年配信予定のNetflix映画「僕の狂ったフェミ彼女」で主演を務めることが発表され、大きな注目を集めています。この発表は、今年春に報じられた度重なるスキャンダルにより「清純派」イメージが完全に崩壊し、事実上の活動休止状態にあった彼女にとって、待望の復帰作となります。世間の空気を一変させるような、永野芽郁さんの新たな挑戦に期待が高まっています。
永野芽郁、主演映画発表で注目を集める
過去の騒動と活動自粛期間
永野芽郁さんは今年4月、「週刊文春」によって俳優の田中圭さんとの不倫疑惑、さらには韓国俳優キム・ムジュンさんとの二股疑惑が報じられました。さらに、当時交際相手がいたとされる坂口健太郎さんとの「三つ巴愛」まで報じられ、これまでの清純なイメージは大きく傷つきました。この騒動の余波は大きく、公に活動自粛を宣言したわけではないものの、10本以上のCMを降板し、出演予定だった大河ドラマの辞退など、キャリアに深刻なダメージを負うことになりました。7月にカナダの映画祭に登壇したのが唯一の公の場であり、国内での活動再開は長く見送られていました。
復帰への兆しとNetflixでの新たな挑戦
しかし、騒動から半年が経った10月頃から、状況は変わり始めました。写真集発売の報道やカレンダーの発売など、立て続けに新たなニュースが届き、活動再開への兆しが見え隠れしていました。そして今回、それらを畳みかけるようにNetflix映画での主演が発表されたのです。この一連の動きからは、世間の批判を恐れず、来年からは再び積極的に活動を展開していくという、永野さん自身の強い意志が感じられます。
「僕の狂ったフェミ彼女」の役柄とイメージチェンジ
主演作となる「僕の狂ったフェミ彼女」は、日本でも話題を集めた韓国の同名小説を実写化した作品です。永野さんは主人公の初恋の女性役を演じますが、その役柄は「あるきっかけで過激なフェミニストになった女性」という異色のもので、これまでの彼女からは想像できないような役どころです。発表されたキービジュアルでは、役作りのためかトレードマークだったロングヘアをばっさりカットし、金髪に近いショートヘア姿を披露しています。これは、清純派の殻を破り、女優として次のステージへと転身する覚悟の表れではないかと多くの人が推測しています。
役柄と永野芽郁さんのキャリアの「重なり」
今回の復帰作のヒロイン像と永野さん自身の状況には、ある共通点があるようです。永野さんが演じる女性は、原作ではかつて彼氏に尽くすような“従順な女性”でしたが、数年後に再会した際には全く真逆の“主張するフェミニスト”に変貌しています。このラブコメディーは、ジェンダー問題に対する捉え方の違いや、結婚しないと一人前と認めない旧態依然とした韓国の男性優位社会の息苦しさを描いた社会派作品でもあります。
劇中で「彼女」がステレオタイプな“男性社会にこびる女”という立場を降り、自分の人生を自分で選ぶ“主張する強い女”になっていく姿は、スキャンダルでキャリア崩壊の危機に立たされ、パブリックイメージであった「清純派」を降りて、周囲からの批判もいとわない「強い女性」へと生まれ変わろうとしている永野さん自身の姿と重なると指摘されています。この作品は、永野芽郁さんにとって単なる復帰作に留まらず、女優としての新たな覚悟を示す象徴的な作品となるでしょう。





