かつて紅白歌合戦にも出場した黒人演歌歌手、ジェロ。彼の現在の姿をご存知でしょうか?この記事では、演歌界からIT業界への異色の転身を果たしたジェロの軌跡を辿り、その魅力に迫ります。
演歌歌手ジェロ、鮮烈デビューと輝かしい功績
2008年、ジェロは「海雪」で鮮烈なデビューを果たしました。その歌声は多くの人の心を掴み、オリコンチャート4位という快挙を成し遂げました。デビュー曲でこの順位を記録したのは、演歌・歌謡曲系アーティストとしては当時史上最高位。その後もCDは30万枚を売り上げ、日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞、NHK紅白歌合戦にも2回出場するなど、輝かしい功績を残しました。
ジェロのデビュー当時の写真
芸能活動休止、IT業界への転身
ジェロは2018年5月に芸能活動を休止。実は、彼は16年から米ボストン大学大学院の通信制で情報科学セキュリティを学び、18年春に修了していました。元々コンピューターに精通しており、デビュー前には日本のIT企業でシステムエンジニアとして約2年間勤務していた経験も。活動休止後は、インターネットセキュリティのスペシャリストとして都内の外資系企業に就職したとされています。
そして現在、米国でエンジニアとして活躍
ジェロは現在、米国に帰国し、コンピューターエンジニアとして活躍しているとのこと。演歌歌手からITエンジニアへの転身は、多くの人々に驚きを与えました。「まさかの一丁目一番地」で紹介された彼の現在の姿に、SNS上では「ジェロ懐かしい」「アメリカでエンジニアやってるの?」「歌手辞めてたんだ」など、驚きの声が上がっています。
ジェロのプロフィールと音楽への情熱
ジェロの本名はジェローム・ホワイト・ジュニア。1981年9月4日生まれ、米ピッツバーグ出身。両親は米国人で、母方の祖母が日本人というクォーターです。祖母が口ずさんでいた美空ひばりの歌を通して日本の演歌に憧れを抱き、2003年に英会話学校の教師として来日。史上初の黒人演歌歌手としてデビューし、シングル12枚、アルバム3枚を発売しました。
演歌への情熱を胸に、異国の地で歌手として成功を収めたジェロ。そして、IT業界への転身という新たな挑戦を選び、現在も活躍を続けています。彼の今後の活躍に、期待が寄せられています。