「ゴゴスマ」中継に「ミヤネ屋」スタッフが“映り込み” 横浜豪雨被害現場でまさかの競演か?

TBS系「ゴゴスマ~GOGO!smile~」が11日放送回で、前日の関東地方での記録的豪雨により大きな被害が出た横浜市港北区からの中継を行った際、ライバル番組のミヤネ屋スタッフが背景に映り込み、注目を集めた。現場の緊迫した状況に加え、テレビ局同士のリアルな一面が見える一幕となった。

東京都赤坂にあるTBS放送センターの外観。「ゴゴスマ」など生番組が放送される建物。東京都赤坂にあるTBS放送センターの外観。「ゴゴスマ」など生番組が放送される建物。

横浜の豪雨被害現場から中継

番組は、前日10日の横浜市港北区での豪雨被害を伝えるため、現場から奥平邦彦リポーターが報告した。大雨によりマンホールが吹き飛び水の噴出、道路の破損、さらには近隣車両の窓ガラス損壊や負傷者発生といった深刻な災害状況が伝えられた。奥平リポーターは交差点の現場で、仮復旧した道路の様子を歩道から詳細に説明していた。

ライバル番組スタッフの「映り込み」

その奥平リポーターの後方、画面の隅に別のカメラクルーの姿が捉えられた。このクルーは、ちょうど同時刻から放送を開始する日本テレビ系の情報番組「情報ライブ ミヤネ屋」のスタッフであり、同番組の中山正敏リポーターの姿も確認できた。長年、裏番組としてしのぎを削るライバル番組同士が、同じ災害現場から中継を行っていたために生じた予期せぬ「映り込み」だった。

「ミヤネ屋」側の中継は?

一方、「ミヤネ屋」も午後2時15分すぎから同じ現場からの中継を開始した。「ミヤネ屋」のカメラは破損した道路の状況を中心に映しており、こちらの映像には「ゴゴスマ」側の奥平リポーターが映り込むことはなかった。それぞれの番組が、異なる視点から豪雨による災害の爪痕を伝えようとしていた状況がうかがえる。

SNSでの視聴者の反応

この思わぬ両番組スタッフの映り込みは、リアルタイムで視聴していた人々の間で話題となった。SNS上には、「ゴゴスマの中継にミヤネ屋のスタッフさん写り込んでて草」「ゴゴスマミヤネ屋中山サン映り込んでたが もしかしたらこの後、ミヤネ屋の方に奥平サン映り込むかも」「同じ場所からの中継だから仕方ないけど、ゴゴスマの中継にミヤネ屋のクルーが映ったねw」といった、驚きや面白さを交えた反応が多数寄せられた。

同時刻に同じ災害現場から中継を行うライバル番組間での、まさに現場の緊迫感が生んだ映り込みは、テレビ中継のリアルを示す一幕となった。視聴者にとっては、競争の激しいテレビ報道の舞台裏を垣間見る形となった。