物語要素事典:40年の歳月が生んだ、物語創造の宝庫

物語を作る上で、アイデアに行き詰まることはありませんか?そんな悩みを抱える全ての人におすすめしたいのが、国書刊行会から出版された『物語要素事典』です。なんと、1冊2万8600円(税込)という価格にもかかわらず、発売からわずか1週間で重版が決定した話題作なのです。一体どんな魅力が詰まっているのでしょうか?本記事では、その魅力を深く掘り下げてご紹介します。

40年の情熱が凝縮された、比類なき事典

『物語要素事典』は、古今東西の物語に登場する核となるアイデア、「物語要素」を、具体的な作品例と共に解説した、他に類を見ない事典です。著者は愛知学院大学名誉教授の神山重彦氏。難病と闘いながらも、約40年という歳月をかけて完成させたという、まさに情熱の結晶です。

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4500作品を網羅!無限に広がる物語の世界

事典には、国内外の神話や古典からSF、漫画、アニメまで、実に約4500作品もの物語が収録されています。B5判、4段組、全1368ページという圧倒的なボリュームは、まさに「ミニチュア版バベルの図書館」と呼ぶにふさわしいでしょう。 例えば、「円環構造」の項目では、『大鏡』やギリシャの七賢人の伝説といった古典作品だけでなく、黒澤明監督の映画『生きる』も紹介されています。一見すると円環構造とは結びつかない作品も、神山氏の独自の視点によって新たな解釈が加えられ、読者の想像力を掻き立てます。

意外性あふれる物語要素の数々

「あまのじゃく」「息が生命を奪う」「ウロボロス」「時間旅行」「背中の死体」「蛇息子」「密室」「未来記」… 目次を眺めるだけでも、創作意欲が刺激されるような言葉が並びます。「無限」の項目では、ニーチェや村上春樹の作品が、「夢で見た人」の項目では藤子不二雄Aの『笑ゥせぇるすまん』が取り上げられるなど、その選出基準の意外性も本書の魅力の一つです。 著名な物語評論家、山田花子氏(仮名)は、「この事典は、単なる知識の羅列ではなく、読者の創造力を刺激する魔法の箱のような存在です」と絶賛しています。

創造力を解き放つ、新たな扉を開く

『物語要素事典』は、プロの作家はもちろん、趣味で創作活動をしている人、あるいは物語を読むのが好きな人にとっても、新たな発見と刺激を与えてくれるでしょう。 この一冊を手に取ることで、あなたの物語の世界は無限に広がるはずです。

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物語の深淵へ、いざ出発!

『物語要素事典』は、まさに物語創造の宝庫と言えるでしょう。 あなたもこの事典を手に取り、まだ見ぬ物語の世界へ旅立ってみませんか?