国家報勲処の朝鮮戦争英雄ポスター、韓国軍ではなく敵の中国共産軍の写真を掲載して物議=韓国の反応

国家報勲処の朝鮮戦争英雄ポスター、韓国軍ではなく敵の中国共産軍の写真を掲載して物議=韓国の反応

韓国のポータルサイトネイバーから、「(単独)報勲処がまた…6.25英雄ポスター中共軍の写真」という記事を翻訳してご紹介。
(単独)報勲処がまた…6.25英雄ポスター中共軍の写真
2019.10.07|3:08

●9月の戦争の英雄、孔海東下士を選定…写真は高地に突撃する中共軍
●ポスター制作会社が写真をダウンロードした顕忠院のブログからしてそもそも間違っていた
●金元鳳叙勲、ハ中士公傷処理など、報勲処の相次ぐスキャンダルで非難世論

国家報勲処が毎月選定・発表する6.25戦争英雄ポスターに、韓国軍ではなく中共軍の姿が入れられていたことが6日、確認された。

報勲処は今月8月末、9月の「6.25戦争の英雄」に、江原道金化郡一帯の首都高地戦闘で活躍した孔海東陸軍下士を選定し、ポスターの背景として高地戦を繰り広げる軍人の姿を掲載した。しかし、この兵士たちは韓国軍ではなく、中共軍だった。

報勲処が公開したポスターには、軍人が高地に向かって進撃する白黒の写真が入っていた。報勲処は、このポスターで孔海東下士を称え、「不屈の闘志で首都高地を守る」という文言を書いた。続いて、孔下士について、「陸軍に入隊し、首都師団の機関銃死守で首都高地戦に参戦した」とし、「あられのように降り注ぐ実弾にもかかわらず、不屈の闘志で最後まで、引き金を離さなかった」とした。また、「孔下士の闘魂に支えられ、首都師団は最終的に、中共軍の攻撃を撃退し、高地を死守することができた」とした。ポスターに出てきた軍人がまるで孔下士の戦友かのように解釈された。
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国家報勲処が「9月の6.25戦争の英雄」に孔海東陸軍下士を選定し作成したポスター。背景画像は韓国軍ではなく、中共軍と確認された。

しかし、この写真は中共軍が「抗米援朝戦争(6.25戦争)の中で最大の勝利」と宣伝してきた「上甘嶺の戦い」の時に撮影されたものであることが分かった。戦争記念館が6.25戦争50周年を迎え、2000年に発行した書籍「ああ!6.25、その時は自由を、今は統一を」には、問題の写真について「中共軍が上甘嶺の戦いで高地に向かって突撃している」とされていた。上甘嶺の戦いは、中国が国連軍の進軍を阻止したと主張している戦闘で、江原道鉄原一帯で行われた「狙撃稜線の戦い」と「三角高地の戦い」を合わせた概念である。韓国軍関係者は、「写真をよく見ると、軍服自体が誰がどう見ても中共軍だ」とした。

報勲処は、今年9月に戦争英雄ポスターに中共軍の写真が掲載された事実を認めた。ポスターの制作を任せた民間業者がインターネットの写真を使い、これを正しく考証していなかったということだ。戦争英雄ポスターには、一般的に顔写真を使うが、報勲処は孔下士の写真資料がなく、高地戦の感じがする写真を使ったことが分かった。

報勲処が民間業者のせいだけにするのは難しい状況である。問題の写真の出処が、国立ソウル顕忠院のブログだったからである。韓国軍に変身した中共軍の写真を公式ブログに掲載したことについて顕忠院側は、「職員のミス」とした。政府関係者は、「当時、韓国軍が単独実行した高地戦は外国の従軍記者が同行しなかったため、写真資料が不足している」とし、「中共軍の写真を正しく確認していなかった」とした。

報勲処と顕忠院側は、本紙の取材が始まると、ポスターや写真をウェブサイトやブログから慌てて消した。しかし、すでに複数のメディアが間違ったポスターについて記事を書き、全国の学校・官公庁・地下鉄駅などに問題のポスターが1ヶ月に渡って公開された後だった。卓上・壁掛け用カレンダーは、今年の初めにすでに配布されており、回収することもできない。報勲処の関係者は、「今後このようなことがないように、さらに補完していく」とした。顕忠院は、「再発防止のために努力する」とした。

軍内外では、報勲処のこのような業務処理が単純なミス次元ではないという話が出てくる。報勲処は今年の初めから、金元鳳の独立有功者叙勲を検討したが、世論が悪化すると、大統領府が乗り出して叙勲を猶予した。国立墓地埋葬の対象から20年未満服務軍人を除き、「公権力による集団犠牲者」などを含む案を推進したが反発にあって取り消した。在韓米軍司令官の北韓関連表現を改ざんして、在韓米軍に謝罪したり、北韓の木箱地雷挑発で両足を失ったハ・ジェホン予備役中士に「公傷」の判定を下したが、世論の批判を受けて「戦傷」に決定を覆したりもした。

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