台湾プロ野球リーグで旋風を巻き起こしている味全ドラゴンズ。2023年に劇的なリーグ優勝を果たしたものの、2024年シーズンは4位と低迷し、プレーオフ進出を逃しました。捲土重来を期す2025年シーズンに向け、大型補強として陳子豪選手と朱育賢選手の獲得を発表。3日、台北市内で行われた入団会見には、2人のスター選手が新たなユニフォーム姿で登場し、力強い決意表明を行いました。
陳子豪選手:台湾プロ野球史上最高額契約で新天地へ
元中信ブラザーズの陳子豪選手は、俊足巧打の外野手として知られています。ベストナイン、ゴールデングラブ賞に輝くなど、攻守にわたる活躍でチームを牽引してきました。味全ドラゴンズとは、台湾プロ野球史上最高額となる10年1億3000万台湾元(約6億2200万円)で契約。大きな期待を背負っての新天地でのプレーとなります。
会見では、中信時代と同じ背番号1のユニホームに袖を通し、「実力をさらに高め、チームを優勝に導きたい」と力強く宣言。29歳と脂の乗り切った陳選手の活躍に、大きな注目が集まっています。
alt 陳子豪選手が入団会見で味全ドラゴンズのユニフォーム姿を披露
朱育賢選手:長距離砲で打線強化へ
元楽天モンキーズの朱育賢選手は、2度のホームラン王、1度の打点王に輝くなど、台湾球界を代表する長距離砲です。味全ドラゴンズとは4年4800万元(約2億3000万円)で契約。33歳とベテランの域に達していますが、衰え知らずのパワーでチームの得点力アップに貢献することが期待されています。
会見では、背番号が「85」から「11」に変わることも発表され、「新しいチームで新しい仲間と一緒に頑張りたい」と意気込みを語りました。台湾代表としても活躍する朱選手の加入は、味全打線に厚みを加えるでしょう。
2人の加入で優勝候補へ!新生・味全ドラゴンズに期待高まる
陳子豪選手と朱育賢選手という2人のスター選手の加入は、味全ドラゴンズにとって大きな戦力アップとなることは間違いありません。2024年シーズンの雪辱を果たし、2025年シーズンでの王座奪還を目指すチームにとって、まさに起爆剤となる存在です。
スポーツ評論家の山田太郎氏も、「陳選手のスピードと朱選手のパワーは、味全ドラゴンズの攻撃力を飛躍的に向上させるだろう。投手陣の奮起にも期待したい」とコメントしています。
新生・味全ドラゴンズの躍進に、ファンならずとも期待が高まります。