台湾有事「2027年」に注意? 米中が全面衝突で“食べ物に困る”事態も ガソリンや灯油…生活への影響を検証【戦後80年】


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■「戦前」を思わせるような危険性

小野高弘・日本テレビ解説委員
「『戦前』という言葉をなぜ使うかというと、いま、日本を取り巻く環境は戦前を思わせるような危険性をはらんでいるからです。その1つが台湾有事。もし台湾有事が起きたら私たちの生活がどうなるのかも考えます」

■大型武器も…中国海警局の船が侵入

しかし、いま周囲を見渡すと中国の船が。映像では「中国海警局、領海侵入しております。巡視船2隻が警備にあたっています」という声が収められています。

尖閣諸島の領有権を主張する中国。2008年以降に領海侵入するようになりました。近年では日本漁船を追って領海侵入するケースも増え、領海や日本の漁船を守る海上保安庁の巡視船とにらみ合いになることが常態化しています。

さらに、これまで一部の船しか搭載していなかった大型の武器を去年6月以降、尖閣諸島に現れる全ての海警局の船が搭載するようになりました。少しずつ、しかし着々と現状変更の試みを続けています。

■中国、2回の大規模な軍事演習

中国軍は「独立を求める行為に対する警告だ」として、台湾を強くけん制しています。防衛省の幹部は「中国が様々な社会不安や経済への不満を解消する手段として、台湾侵攻に踏み切るかもしれないと危惧している」と話します。



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