女優・遠野なぎこさんの自宅から女性遺体発見 本人は連絡取れず、安否懸念

女優の遠野なぎこさんの自宅で、女性の遺体が発見されたことが7月5日に報じられました。遠野さん本人とは現在連絡が取れていないといい、警視庁が遺体の身元の確認を進めています。

自宅で発見された遺体と捜査状況

捜査関係者によると、7月3日の午後3時過ぎに110番通報があったといいます。「遠野さんと連絡が取れず、鍵のかかっている自宅で安否確認をしてほしい」という内容でした。通報を受け、警視庁が室内に入ったところ、倒れている女性を発見し、その場で死亡が確認されました。現在のところ、事件性はないとみられています。警察は引き続き、遺体の身元特定を急いでいます。

SNS上での広がる不安の声

この突然の報道に対し、X(旧Twitter)などのSNS上では、遠野さんのファンや関係者から不安の声が多数寄せられています。「嘘でしょ?」「本当なのかな?」「信じたくないわ」といった驚きや心配の投稿が見られます。

遠野さんのこれまでの苦難

芸能プロ関係者は、遠野さんが近年「精神的に不安定な時期を過ごしていた」と振り返っています。遠野さんは15歳の頃から摂食障害を患っており、現在もこの病と闘っています。精神的な不安定さから、2010年から続けていたブログを2020年6月に「継続が難しくなった」として一時休止しました。

2022年にはInstagramを開設し写真を公開しましたが、以前とは別人のように“激痩せ”した姿が大きな話題となり、多くの心配の声が上がりました。

激痩せや精神的な不安定が報じられていた時期の遠野なぎこさん激痩せや精神的な不安定が報じられていた時期の遠野なぎこさん

環境の変化と懸念

さらに、2022年5月には母親が自死するという辛い出来事も経験しています。自身の病と向き合いながら、2024年9月には所属していた事務所キャストパワーからの退所を発表しました。Instagramで専属契約の終了を報告した際、「自分自身の足で歩いていく事をベースと致します」と、一人で活動していく決意を示しました。前向きな決断と受け止められる一方で、激痩せやSNSでの激しい気分の浮き沈みを見ていた人々からは、「一人にならない方がいいのではないか」という懸念の声も上がっていました。

その後、2025年1月までは株式会社楽久縁と業務提携の形でマネージメント業務を続けていましたが、2月からは完全にフリーランスとして活動していました。

一人と一匹の生活、そして事務所の反応

私生活では、愛猫たちと暮らしており、溺愛している様子をSNSで頻繁に公開していました。猫たちが遠野さんの生きがいとなっていたようですが、芸能ジャーナリストは「やはり“ひとりと一匹生活”は孤独と隣り合わせだったのかもしれません」と推測しています。

1月まで業務提携していた事務所関係者も、今回の騒動について「連絡を取っていないので分からない」と困惑している様子だといいます。現状、遠野さん本人の状況や、自宅で発見された遺体との関係性など、真相はまだ明らかになっていません。

警視庁による今後の捜査の進展が待たれます。

参照