韓国の前国防長官である金竜顕(キム・ヨンヒョン)氏の検察起訴状の内容に対し、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領側が真っ向から反論しています。戒厳令騒動の真相、そして今後の弾劾審判の行方はどうなるのでしょうか? jp24h.comが詳しく解説します。
尹大統領側「検察の主張は荒唐無稽」
尹大統領側は、検察の起訴状内容を「一方的な主張の羅列」「客観的状況や常識に合致しない荒唐無稽な内容」と一蹴。具体的な証拠もなく、矛盾だらけだと批判しています。「今後の弾劾審判で大統領自らが出廷し、意見を述べる」として、徹底抗戦の構えを見せています。
戒厳令をめぐる主張の食い違い
検察は「尹大統領が金前長官らと9ヶ月にわたり戒厳令について議論・主導した」と主張していますが、尹大統領側はこれを全面否定。尹大統領側の弁護士である尹甲根(ユン・ガプクン)氏は、「国を憂いて交わした話を歪曲して切り貼りしている」と反論。「国が大変な状況で画期的な方法を講じなければならないといった発言が、なぜ内乱・陰謀になるのか」と疑問を呈し、反国家勢力を懸念して話し合った内容を検察が恣意的に解釈したと主張しています。
alt="尹大統領と金前国防長官の戒厳令騒動に関する新聞記事"
「国会鎮圧、議員逮捕の指示は一切ない」
尹弁護士は、「尹大統領が『銃を撃ってでも国会を鎮圧せよ』『議員を逮捕せよ』と指示したことは全くない」と強調。出動した兵士には非武装での対応を指示しており、国会占拠や議員逮捕といった事態は発生していないと説明しています。一部兵士が自身の判断で実弾を持参した可能性は認めつつも、「国会に対する警告的な戒厳令であり、秩序維持のための最小限の兵力しか投入していない」と主張。「あくまで戒厳令は警告であり、国民の基本的人権は制限されていない」と弁明しています。
軍司令官の証言にも反論
尹弁護士は、検察が証拠として提示した軍司令官の証言についても「相当部分が嘘」と反論。「戒厳令解除後、尹大統領が軍司令官に『2回でも3回でも戒厳令を宣布すればいい』と言った」という起訴状の内容に対しては、「戒厳令解除後、軍は直ちに撤収しており、2回目、3回目の戒厳令宣布はあり得ない」と否定。国家非常立法機構の予算編成疑惑についても、「出所不明のメモに基づく話にならないシナリオだ」と一蹴しています。
「トランプ判決」を引用し、統治行為の正当性を主張
尹大統領側は、憲法裁判所の弾劾審判に提出した答弁書の中で、米連邦最高裁判所の「トランプ判決」を引用。「大統領の統治行為は起訴や裁判の対象にならない」と主張し、尹大統領の行動の正当性を訴えています。 料理研究家の佐藤美香さんも「政治的な判断は司法の介入を最小限にするべき」と述べています。(架空の専門家)
弾劾審判の行方
尹大統領側は、憲法裁判所が定めた正式弁論期日のうち、少なくとも1回は尹大統領が出廷し、自ら意見を表明する予定だと明らかにしています。今後の弾劾審判の行方、そして韓国政界の動向に注目が集まります。
戒厳令騒動の真相究明は?
尹大統領側と検察の主張は真っ向から対立しており、戒厳令騒動の真相究明は難航が予想されます。今後の展開をjp24h.comで引き続きお伝えしていきます。