2026年1月5日、三重県伊勢市の伊勢神宮を参拝した高市早苗首相(64)が、移動中の近鉄電車内で手にしていたとされる”あるお菓子”が、今、大きな話題を呼んでいます。この出来事をきっかけに、そのお菓子は「サナ売れ」現象を巻き起こし、製造元である坂角総本舗に前例のない反響をもたらしています。
高市首相の移動中に注目された「なごや天麩羅」
今回の話題の発端は、愛知県の寺西睦県議(61)が自身のインスタグラムに投稿した写真と動画でした。寺西県議は、伊勢神宮参拝に向かう高市首相を出迎えた際の様子を投稿。近鉄電車の窓越しに顔をのぞかせた高市首相の手には、えびせんべいの老舗として知られる坂角総本舗の「なごや天麩羅」が握られていたのです。この瞬間がSNSで瞬く間に拡散され、多くのネットニュースでも報じられたことで、その反響はさらに拡大しました。
高市早苗首相が手に持つ「なごや天麩羅」
坂角総本舗の公式アピールと消費者の反応
この大きな注目を受け、製造元の坂角総本舗は1月6日、公式X(旧Twitter)で話題の商品について詳しく紹介しました。投稿では、「贅沢揚げ煎おいしそう」「坂角の商品ではないか」といった声が上がっていることに触れ、「なごや天麩羅」が名古屋駅のPLUSTA(旧キヨスク)で限定販売されていること、そして高市首相が手にしていたのが2枚入りの商品であることを説明。当初は通販や百貨店での取り扱いがないとされていましたが、後にJR東海マーケットのオンラインストアで5枚入と10枚入が購入可能であると追記されました。この情報により、多くのユーザーから「食べてみたい」という声が相次ぎました。
驚異的な「サナ売れ」現象と地域限定戦略
坂角総本舗の広報担当者によると、今回の件は「大変大きな反響」を呼んでいるとのことです。自社のX投稿は55万インプレッション、1.2万件の「いいね」を獲得し、これほど多くの方に興味を持たれたのは「初めての事」とコメントしています。電話やウェブでの問い合わせは数件程度ですが、各店舗の店頭では「あのお煎餅は販売していないですか?」といった問い合わせが多数寄せられているといいます。さらに、公式ホームページへのアクセス数は通常の約2倍に急増。特筆すべきは、1月5日・6日の「なごや天麩羅」のPLUSTAでの販売数量が、前年の約4倍に達しているという驚異的な「サナ売れ」現象です。
「なごや天麩羅」は、「そこでしか購入できない」という根強いニーズに応える地域限定商品として、2019年に名古屋駅限定で発売されました。広報担当者は、坂角総本舗が数々の地域限定・店舗限定商品を開発・販売しており、特に名古屋土産の需要が高い名古屋駅に特化した商品として展開していることを説明しました。
予期せぬ「サナ売れ」と高市首相の影響力
坂角総本舗は、高市首相や寺西県議とは「実は面識がない」と明かし、今回の話題も「周りの方から“インスタグラムで話題になっているよ”と教えていただき、気づいた次第」と述べています。寺西県議の意図としては、地元の愛知・名古屋を盛り上げようというものであり、その中で坂角総本舗が選ばれたことに「大変ありがたい」と感謝の意を示しました。
高い支持率を持つ高市首相は、これまでも2025年にはバッグやボールペンなど、多くの商品が「サナ売れ」現象を経験してきました。今回の「なごや天麩羅」のヒットは、2026年に入ってもその影響力が依然として健在であることを示しています。政治家のさりげない行動が、予期せぬ形で地域経済や消費トレンドに大きな影響を与えるという、興味深い社会現象を改めて浮き彫りにしました。





