2026年首都圏中学2月入試まで残り1カ月を切り、受験生と保護者の皆様は併願校選びに頭を悩ませていることでしょう。特に今年は「サンデーショック」の影響で4つの女子校が入試日を変更しており、その動向が注目されています。本記事では、主に2025年10月と11月に実施された模擬試験の志願者データに基づき、東京と神奈川における2026年女子校入試の最終動向を、難関・上位校から中堅校を中心に詳細に分析します。
模試データに見る女子校志願者動向(10月・11月)
2月入試の女子校受験生にとって、どの入試日程を選ぶかは非常に重要です。2025年10月に実施された四模試の受験者数は、前年同期比で全体が0.3%増とほぼ横ばいでしたが、女子に限ると0.8%増となりました。模試別に見ると、SAPIX(10月19日実施)は男女ともに減少傾向にあり、特に女子は6.2%減と大きく、「難関校離れ」の兆候が見られます。一方で、首都圏模試(10月11日実施)は女子が1.2%増と増加傾向を示し、四谷大塚(10月4日実施)と日能研(10月5日実施)も女子は微増となりました。
11月の受験者数合計は、全体で2.1%減に転じ、女子も1.3%減となりました。SAPIX(11月9日実施)の女子は8.4%減と、10月以上に難関校離れが加速している様子がうかがえます。同じ日に実施された首都圏模試は1.1%減と減少幅が穏やかで、中堅・中位校志望者の底堅さが確認できます。日能研(11月2日実施)と四谷大塚(11月16日実施)の女子はそれぞれ0.3%減、1.3%増となり、前年並みの志願者数を維持しそうです。今回の分析は、四模試合計の志願者数が30人に満たない入試回については変動幅が大きいため、傾向を示すに留めます。なお、模試の増減率が実際の入試倍率にそのまま反映されるわけではなく、あくまで「勢い」を示す指標として捉えるべきです。
入試難易度ランクと対象校の定義
入試の難易度は、四谷大塚の「合不合Aライン80偏差値」を基準にランク分けを行いました。Aランクは偏差値65以上の「難関校」、Bランクは60〜64の「上位校」、Cランクは55〜59の「中堅上位校」、Dランクは50〜54の「中堅校」、E・Fランクは45〜49・44〜40の「中位校」、そしてGランクは30台と定義します。各入試回は「入試日[入試名]」の形式で表記し、2025年の受験者数および実倍率(受験者数÷合格者数)も併記して参考にします。
サンデーショックで2026年は2月2日に入試日を移した立教女学院(東京・杉並区)
各地域女子校の最新動向
東京・神奈川以外の主要な女子校の動向も見ていきましょう。
埼玉県
埼玉県では、2月4日のBランク校である浦和明の星女子[2回](2025年受験者数210人・実倍率2.7倍)の志願者数が1割前後の減少傾向が続いており、入試はやや緩和される見込みです。また、医学部・薬学部や超難関理系学部への進学を目指す「医進コース」と6年一貫教育の「特進コース」の2コース制を設ける淑徳与野(Cランク)では、同日実施の[2回]において、25人募集の「特進」(2025年受験者数178人・実倍率6.4倍)は微増傾向にあります。「医進」(若干名募集、2025年受験者数13人・実倍率6.5倍)は志願者数がごく少ないため、動向の予測は控えます。
千葉県
千葉県では、2026年に創立100周年を迎える国府台女子学院がEランクの2月5日[2回](2025年受験者数154人・実倍率2.1倍)で約15人を募集します。同校の志願者数は、10月には1割増でしたが、11月には1割半減に転じており、今後の動きが注目されます。同じく2月5日に国算2科型の[3回]を新設する和洋国府台女子は、志願者数が順調に増加しており、存在感を増しているようです。
静岡県(東京会場)
EランクからFランクに難易度が下がった静岡県の不二聖心女子学院は、東京会場として聖心女子大学で2月3日[B(帰国生含)](2025年受験者数3人・実倍率1倍)を実施していますが、志願者数は弱含みの傾向が続いています。
まとめ
2026年首都圏中学入試における女子校の最終動向を見ると、全体としては安定した受験者数が見られるものの、SAPIXの模試データからは「難関校離れ」の傾向が読み取れます。特にサンデーショックによる入試日程の変更が、受験生の併願戦略に影響を与えている可能性も考えられます。各校の志願者動向は模試データからの一端であり、最終的な倍率や結果は入試本番で変動します。受験生と保護者の皆様は、これらの情報を参考にしながら、慎重かつ戦略的な学校選択を進めることが肝要です。





