『ウルトラマンDASH』バス巡る波紋と危険な企画への批判、『ザ!鉄腕!DASH!!』の行方

1月4日に放送された日本テレビ系『ウルトラマンDASH』が、番組内で使用された路線バスに関する異例の声明と、その危険なチャレンジ企画を巡って、視聴者から広範な波紋を呼んでいます。特に「ザ!鉄腕!DASH!!」の正月特番として放送されたこの番組は、TOKIOメンバーの動向も相まって、その企画内容に対する世間の目が一層厳しくなっている状況です。

バス車両を巡る異例の声明と「劇用車ドットコム」への影響

今回の騒動の一端は、番組で使用された路線バスにありました。ロケで使われたバスの車両表記やカラーリングがSNS上で注目を集め、撮影用車両を扱うレンタカー会社「劇用車ドットコム」には問い合わせが殺到する事態に発展。同社は公式サイトで「当社所有の車両ではない」という異例の声明を発表するに至りました。

この問い合わせの背景には、車両の年代などを細かく分析する熱心な路線バス愛好家の存在があると考えられています。彼らからの問い合わせが通常業務に大きな支障をきたしたと「劇用車ドットコム」は訴えており、番組制作における詳細な配慮の重要性が浮き彫りになっています。

松岡昌宏(左)と国分太一の様子松岡昌宏(左)と国分太一の様子

走行中のバスでの危険なチャレンジ企画と視聴者の厳しい声

もう一つの大きな波紋は、番組内で実施されたチャレンジ企画そのものです。設定は「高速道路を走行中のバス運転手が睡魔に襲われた」というもので、フリークライマーの野口啓代さんが、走行中のバスの外側を回り込み、運転席の窓からすだち入りのドリンクを渡すという荒業に挑みました。

低速走行とはいえ、滑りやすい車体の外側を移動するこの行為は、ミッションクリアという結果にもかかわらず、その危険性からSNSのX(旧Twitter)では多くの批判が寄せられました。「低速とはいえ動いてるバスを登るとか、危ないなぁ」「頑張れというよりも危ない、気をつけてやってという気持ちの方が先走ってしまった」といった声が相次ぎ、視聴者は企画の安全性を疑問視しています。

『ザ!鉄腕!DASH!!』の今後とTOKIOメンバーの動向

このチャレンジ自体の危険性への注目は、『ザ!鉄腕!DASH!!』の正月特番という背景とも無関係ではありません。昨年の国分太一さんのコンプライアンス違反騒動以降、「脱TOKIO」の流れが鮮明になり、松岡昌宏さんの出演は今回ゼロ、城島茂さんの登場もごくわずかでした。これにより、視聴者の番組企画を見る目が一層厳しくなっていたと指摘されています。

松岡昌宏さんは昨年末にSTARTO ENTERTAINMENTとのエージェント契約を終了し、城島茂さんも1月5日には個人会社を本格始動させています。このようなTOKIOメンバーの所属事務所からの独立が進む中で、番組の方向性やメンバーの露出に変化が生じていることは明らかです。日本テレビは「『ザ!鉄腕!DASH!!』につきまして、番組終了の予定はございません」と打ち切り説を否定しているものの、視聴者の番組への厳しい目は今後も変わらないとみられています。

結論

『ウルトラマンDASH』で発生したバス車両を巡る問題と危険なチャレンジ企画への批判は、テレビ番組制作におけるコンプライアンスと安全性の確保の重要性を改めて浮き彫りにしました。特に「ザ!鉄腕!DASH!!」のブランドを背負う特番として、視聴者はTOKIOメンバーの動向と合わせて、番組内容に対して以前にも増して厳格な評価を下しています。日本テレビが番組継続を明言している中で、今後の企画内容や制作体制がどのように変化していくのか、引き続き注目が集まります。

参考文献