新型アルファードにPHEVモデル、Xグレードに加え、トヨタ車体が手掛ける超高級グレード「スペーシャスラウンジ」が追加されました。1,000万円を超える価格帯はレクサスLMと肩を並べるほど。なぜアルファードにこのような高級グレードを設定したのか、LMとの違いはどこにあるのか、徹底的に解説します。
スペーシャスラウンジ、その存在意義とは?
アルファード/ヴェルファイアにPHEVモデルとアルファードのXグレードが追加される中、ひときわ注目を集めているのが4人乗り仕様の「スペーシャスラウンジ」。PHEVモデルで1,480万円、ハイブリッドモデルで1,272万円という価格は、レクサスLMとほぼ同価格帯。なぜアルファードにここまでの高級グレードを投入したのでしょうか?トヨタの戦略を読み解きます。
アルファード スペーシャスラウンジ vs レクサスLM:価格に見合う価値の違いはどこに?
4人乗り仕様のフラッグシップミニバンとして、アルファード スペーシャスラウンジとレクサスLMはどのような違いがあるのでしょうか?
パワートレインと燃費性能
まず大きな違いはパワートレイン。どちらも四輪駆動ですが、レクサスLMは2.4Lターボハイブリッドでハイオク仕様。一方、アルファード スペーシャスラウンジは2.5L NAエンジン+ハイブリッドシステムもしくはプラグインハイブリッドシステムでレギュラーガソリン仕様です。燃費はレクサスLMが13.5km/Lに対し、スペーシャスラウンジは架装車のため未発表ですが、ベース車のPHEVモデルで16.7km/L、ハイブリッドモデルで17.5km/Lと、アルファードが優位です。
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内装の差別化:ラグジュアリー空間の演出
次に内装。レクサスLMはフロントシートとセカンドシートの間に48インチの大型ワイドディスプレイを備えたパーティションがありますが、アルファード スペーシャスラウンジはセパレートカーテンのみ。この点が両車のラグジュアリー空間の演出に大きな差を生み出しています。自動車評論家の山田太郎氏は、「LMの48インチディスプレイは、移動時間をより快適で生産的なものに変える革新的な装備だ」と評価しています。
走行性能と快適性:目に見えないこだわり
レクサスLMはボディ補強や足回りセッティングもアルファードとは異なり、数値には表れない部分にも価格差が反映されています。例えば、LMには専用チューニングのサスペンションが採用されており、より滑らかで快適な乗り心地を実現しています。
スペーシャスラウンジ、その真価とは
価格帯が近いアルファード スペーシャスラウンジとレクサスLM。それぞれの個性と魅力を理解することで、自分に合った1台を選ぶことができます。スペーシャスラウンジは、アルファードのブランド力と、LMに匹敵するラグジュアリー空間を、より経済的な価格で手に入れたいというニーズに応える存在と言えるでしょう。
まとめ:アルファードの新たな選択肢
アルファード スペーシャスラウンジは、LMとは異なる魅力を持つ、新たな選択肢を提供します。燃費性能の良さ、アルファードならではのブランド力、そしてトヨタ車体のこだわりが詰まった特別な空間は、多くのユーザーを魅了することでしょう。ぜひ、ショールームでその魅力を体感してみてください。