六本木ヒルズのイルミネーション点灯式で華やかな笑顔を見せる女優・吉瀬美智子さんの背後には、森ビル本社がそびえ立ちます。しかし、その社長である辻慎吾氏には、今、厳しい視線が注がれています。一体何が起こっているのでしょうか?この記事では、辻社長の麻布台ヒルズへの電撃入居の真相に迫り、業界内外で波紋を呼んでいる現状を詳しく解説します。
麻布台ヒルズ、社長最速入居の波紋
東京の新たなランドマークとして注目を集める麻布台ヒルズ。日本一の高さ330メートルを誇る森JPタワーを擁し、高級ホテルや商業施設も併設されたこの巨大プロジェクトを主導してきたのが、森ビル社長の辻慎吾氏です。しかし、その辻社長が、麻布台ヒルズのレジデンスA棟にいち早く入居したことが明らかになり、波紋が広がっています。
alt=麻布台ヒルズの夜景と森JPタワー
関係者によると、辻社長は2024年4月に当該物件を購入し、家族で入居しているとのこと。問題は、麻布台ヒルズのレジデンスには、再開発のために用地を提供した多くの地権者が入居する予定だったという点です。
地権者置き去りで批判噴出
麻布台ヒルズの建設は長期間に及び、一部の地権者は何十年も仮住まいを強いられています。そんな中、再開発の責任者である辻社長が、地権者よりも先に完成物件に入居したことに対し、業界内外から批判の声が上がっています。「地権者を置き去りにして、自分だけ先に住むとはどういうことか」「責任者としての自覚が足りない」といった厳しい意見が噴出しているのです。
未完成のレジデンスB、そして辻社長の選択
麻布台ヒルズには、約1400戸の分譲マンションが計画されていましたが、開業から1年以上経った現在も、一部は未完成のままです。建設途中のレジデンスBは、総戸数約970戸の大規模タワーマンションで、当初は2023年3月末に完成予定でした。しかし、地下工事の設計変更などトラブルが相次ぎ、完成は2025年夏ごろに延期されています。
alt=森ビル社長 辻慎吾氏
辻社長が購入したレジデンスA棟は、2023年秋に完成済みの物件でした。仮住まいの地権者が多い中、なぜ辻社長が先に完成した物件を選んだのか、その真意は不明です。しかし、この選択は、地権者たちの不満をさらに増幅させる結果となってしまいました。
不動産業界の専門家、山田一郎氏(仮名)は、「再開発事業において、地権者との信頼関係は非常に重要です。辻社長の行動は、その信頼関係を損なう可能性があり、今後の事業展開にも影響を与えるかもしれません」と指摘しています。
まとめ:今後の森ビルに注目
辻社長の麻布台ヒルズ入居は、地権者たちの反発を招き、業界内でも波紋を広げています。今後の森ビルの事業展開、そして辻社長のリーダーシップが問われることになるでしょう。事態の推移に注目が集まります。