日本列島に強い寒気が流れ込み、1月10日にかけて、日本海側を中心に大雪となる見込みです。気象庁と国土交通省は、大雪による交通障害発生の恐れがあるとして、緊急発表を行いました。不要不急の外出は控え、安全確保を最優先に行動しましょう。
各地の降雪量と警戒すべき点
今回の大雪は、山間部だけでなく平野部でも警報級の大雪となる可能性があります。特に、東北、北陸、東海地方では積雪量が70cmに達する見込みで、北海道、中国地方、関東甲信越、近畿地方でも大雪が予想されています。
気象状況を解説する気象庁の担当者
気象庁の担当者によると、今回の寒気は非常に強く、広範囲に影響を及ぼすとのこと。積雪や路面凍結による交通障害だけでなく、猛吹雪や吹きだまりによる視界不良にも警戒が必要です。
具体的な降雪量の予想
- 9日正午までの24時間降雪量:東北、北陸、東海70cm、北海道60cm、中国50cm、関東甲信、近畿30cm
- 10日正午までの24時間降雪量:東北、北陸、東海、中国70cm、北海道、関東甲信、近畿50cm
これらの数値はあくまでも予想であり、状況によってはさらに積雪量が増える可能性もあります。最新の情報に注意し、早めの対策を心がけましょう。
能登半島地震被災地への影響
能登半島地震の被災地では、積雪による家屋の倒壊リスクが高まっています。すでに地震で損傷を受けている建物は、雪の重みでさらに不安定になる可能性があります。被災地にお住まいの方は、特に注意が必要です。
積雪による二次災害を防ぐために
積雪による二次災害を防ぐためには、屋根の雪下ろしが重要です。しかし、雪下ろしは危険を伴う作業です。安全を確保するために、複数人で行う、命綱をつける、屋根に上がらない方法を検討するなど、十分な対策を講じましょう。
予想される24時間降雪量
防災専門家の山田一郎氏(仮名)は、「地震後の家屋は非常に脆くなっているため、少量の積雪でも倒壊の危険性があります。無理に雪下ろしをするのではなく、専門業者に依頼するなど、安全な方法を選択することが重要です」と警鐘を鳴らしています。
大雪への備えと心構え
大雪に備えて、食料や飲料水、懐中電灯、携帯ラジオなどの防災グッズを準備しておきましょう。また、最新の気象情報を確認し、不要不急の外出は控えましょう。
車での移動について
やむを得ず車での移動が必要な場合は、冬用タイヤの装着、チェーンの携行は必須です。また、スタックした場合に備えて、スコップや牽引ロープなども準備しておくと安心です。
外出先で大雪に遭遇した場合は、安全な場所に避難し、無理に移動しようとしないことが大切です。
まとめ
今回の大雪は広範囲に影響を及ぼすことが予想されます。最新の情報に注意し、安全を最優先に行動しましょう。不要不急の外出は控え、自宅で過ごすようにしてください。 気象情報、交通情報に注意し、安全な冬を過ごしましょう。