中3殺傷「平原政徳」が殺人容疑で再逮捕 刺殺した少女と「同じ年頃の娘を可愛がっていたのに…」“優しいパパ”の人生が暗転した瞬間


真面目で働き者の一家

【写真14枚】バスケットボールを手に体育館で…高校時代の「平原政徳」 一人で住んでいた「立派な一軒家」も

「政徳くんのおばあちゃんは、守恒(もりつね)地区に広大な農地を所有する地主の一人娘で、そこに結婚してやってきたのが平原姓のおじいちゃん。二人は一生懸命、米や野菜を育てる農家さんでね。その一方、いまの北九州市立大学のグランド横の土地を駐車場として貸したり、所有する土地をうまいこと利用していました」

 そう語るのは、平原容疑者が生まれ育った守恒に古くから暮らす近隣住民だ。ちなみに守恒は、逮捕時に平原容疑者が一人で暮らしていた長尾から北東方向に車で10分ほどの距離に位置する。平原容疑者の祖父母は3人の子宝に恵まれたそうで、

「子供たちが大人になると、おじいちゃんは自分の長男と次男にそれぞれガソリンスタンドを与えた。親心に、農業以外の仕事を持たせたかったのだと思う」(同)

大黒柱だった父親が急死

「お父さんは4人の子供を育てるために、奥さんと休みなくガソリンスタンドで働いていて、そのうち、娘さんの一人も手伝うようになった。平原さんとこは皆、真面目で働き者の一家なんよ。お父さんは物凄く優しくて、お世話好きな人。忙しく働く傍ら、地元の子供らに野球を教えたり、自分でもおっちゃんらのソフトボールチームに入るなど、地域活動にも参加していました」(同)

 平原容疑者自身も幼い頃は、地元の子供たちと一緒に野球を習っていた。しかし、幸せな家庭に突如として転機が訪れる。一家の大黒柱である父親が急死したのだ。

「あれは、政徳くんが中学生ぐらいのころ。肝臓を悪くしてお父さんが亡くなりました。たぶん働きすぎが原因じゃないかな。決して、酒浸りとかアル中というわけではないんだけど、仕事に疲れたら『くたびれて飲んじゃう』と愚痴をこぼしていたこともあったそう。40歳ちょっとぐらいで亡くなったと思う。お父さんが亡くなるとガソリンスタンドを畳み、そこにマンションを建てた。加えて、自分の息子である夫に先立たれた奥さんを不憫に思ったのか、おじいちゃんが長尾に一軒家を建ててあげたと聞いています」(同)

この“長尾の一軒家”こそ、のちに平原容疑者が相続し、逮捕時に一人で暮らしていた自宅なのだが、一旦、父親が亡くなった当時に話を戻そう。当時、平原容疑者が通っていた実家近所の理容室オーナーが当時の印象を明かす。



Source link