タイで史上最年少の首相となったペートンタン氏(38)。その華麗なる経歴だけでなく、巨額の資産額にも注目が集まっています。今回は、国家汚職追放委員会(NACC)の公表情報に基づき、ペートンタン氏の資産状況を詳しく解説します。一体どれほどの資産を所有しているのでしょうか?
600億円超え!?ペートンタン首相の資産額を徹底解剖
NACCが公表した情報によると、ペートンタン氏の資産総額はなんと138億4600万バーツ(約632億円)!想像を絶する金額です。この莫大な資産は、預金、投資、不動産、高級車、高級腕時計など、多岐にわたって構成されています。
資産の内訳は?投資から高級車、腕時計まで
ペートンタン氏の資産の内訳を見てみると、まず目につくのが110億バーツにも及ぶ投資額です。さすが実業家一家出身と言えるでしょう。さらに、11億バーツの預金に加え、北海道を含む複数の土地も所有していることが明らかになりました。北海道の土地は2019年12月に3000万バーツで購入されたとのこと。
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高級品への投資も忘れていません。ベントレーやロールスロイスを含む23台の高級車、総額6700万バーツ相当を所有。そして、時計愛好家も唸る高級腕時計のコレクションは75本、1億6200万バーツ相当にものぼります。その他にも、ロンドンの賃貸物件、バンコクのコンドミニアム5軒、高級バッグ217個、金の延べ棒なども申告されています。
年収は?投資配当金が収入の大部分を占める
ペートンタン氏の2024年の収入は2億6500万バーツ。その大部分は投資の配当金で、首相給与や家賃収入なども含まれています。「タイ料理研究家 ソムチャーイ・アピチャヤ氏」によると、タイの上流階級では投資による資産運用が一般的とのこと。ペートンタン氏の収入構造も、まさにそれを体現していると言えるでしょう。
負債も44億バーツあるものの、純資産は90億バーツを超える計算になります。
タクシン元首相からの資産相続も
ペートンタン氏は、タイの元首相タクシン氏を父に持ちます。タクシン氏は通信事業などで財を成し、ペートンタン氏はその資産の一部を相続していると考えられています。
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ペートンタン氏の莫大な資産は、その手腕と家系によるものと言えるでしょう。今後のタイ経済を牽引していくであろう若きリーダーの動向に、ますます注目が集まりそうです。