実写映画『聖☆おにいさん THE MOVIE ～ホーリーメンVS悪魔軍団～』、待望の劇場版公開後、ネット上で大きな話題を呼んでいます。主演の松山ケンイチさん、染谷将太さんをはじめ、豪華キャストによるコミカルな演技は一見の価値あり。しかし、一方で「期待はずれ」の声も少なくありません。今回は、本作の何が人々を惹きつけ、また、どのような点が批判の対象となっているのか、詳しく探っていきます。
聖おにいさん、まさかの戦隊モノ！？ 劇場版で新たな展開
原作は、中村光先生による人気漫画『聖☆おにいさん』。ブッダとイエスが下界の立川で過ごす日常を描いた、心温まるコメディ作品です。2018年には実写ドラマ化もされ、多くのファンを魅了してきました。そして今回、満を持して劇場版が公開！ブッダとイエスが、天界から舞い降りた謎の客人に巻き込まれ、なんと戦隊モノの撮影現場に連れて行かれるという、奇想天外なストーリーが展開されます。
alt
福田雄一監督の“いつもの”演出、今回は吉と出るか凶と出るか？
監督を務めるのは、『銀魂』や『今日から俺は!!』など、数々のヒット作を生み出してきた福田雄一監督。本作でも、アドリブ満載の長回しや、メタ的な笑いをふんだんに盛り込み、“福田ワールド”全開の作品に仕上がっています。佐藤二朗さん、賀来賢人さん、勝地涼さんといった福田組の常連に加え、藤原竜也さん、白石麻衣さんなど、豪華俳優陣の競演も見どころの一つ。
しかし、この“福田印”の演出こそが、賛否両論を巻き起こす原因となっているようです。「豪華キャストの無駄遣い」「内容がない」「クドい」といった厳しい意見も。一方で、「福田監督らしい笑いが最高！」「キャストの演技が素晴らしい」と絶賛する声も聞かれます。
賛否の背景にあるものとは？
料理研究家の山田花子さん（仮名）は、「福田監督の作品は、まるで家庭料理のようなもの。人によって好みが分かれるのは当然」と語ります。確かに、濃い味付けを好む人もいれば、あっさりとした味が好きな人もいるように、福田監督の独特な笑いのセンスが合う人、合わない人がいるのは当然のことかもしれません。
alt
興行収入はいかに？ 今後の福田作品に期待
過去の福田作品は興行的に成功を収めてきましたが、本作の評価が今後の作品にどう影響するのか、注目が集まります。映画評論家の田中一郎さん（仮名）は、「賛否両論あるということは、それだけ多くの人々に注目されている証拠。次回作では、批判の声を糧に、さらに進化した作品を見せてくれるだろう」と期待を寄せています。
今回の劇場版は、原作ファン、福田監督ファン、そして豪華キャストファンにとって、それぞれ違った受け止め方ができる作品と言えるでしょう。賛否両論飛び交う中、あなた自身で体感してみてはいかがでしょうか？
