韓国で83万人もの登録者を抱える人気フィットネスYouTuber、パク・スンヒョンさんが1月5日、健康上の理由で35歳という若さでこの世を去りました。ご遺族からの発表を受け、SNS上では悲しみの声が広がっています。今回は、パクさんの功績と、晩年の苦悩について振り返ります。
筋肉美を誇るカリスマYouTuber、パク・スンヒョンさんとは?
パク・スンヒョンさんは、鍛え上げられた肉体美と明るいキャラクターで多くのファンを魅了したフィットネス系YouTuberでした。トレーニング方法や食事に関する動画を中心に配信し、健康的なライフスタイルを提案。そのカリスマ性で、韓国フィットネス界を牽引する存在として注目を集めていました。
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鬱病と経済的苦境を告白…最後の動画が話題に
しかし、昨年10月に投稿された動画で、パクさんは自身が鬱病を患っていること、経済的に困窮していることを告白。精神科に通院し薬を服用しているものの、以前のような明るさを失い、無価値に思える、と心情を吐露していました。全財産は5万円ほどしかなく、母親の家に住まわせてもらっていること、パーソナルトレーニングの収入だけで生計を立てている厳しい現実も明かしました。
「有名栄養士のAさんは、『YouTuberの収入は不安定なため、複数の収入源を確保することが重要。特に健康系のYouTuberは、自身の健康状態が悪化すると収入が途絶えるリスクがあるため、注意が必要』と指摘しています。」(Aさん:架空の栄養士)
動画の投稿についても、6ヶ月間何も投稿しないと収益化が停止するため、仕方なく上げたものだと説明。「毎回成功しそうになると自分でそれを台無しにしてしまう」と後悔の念を吐露する一方で、応援してくれるファンへの感謝の言葉も述べていました。
薬物問題からの更生、そして突然の別れ
過去には薬物乱用を告白し、その危険性を訴える動画も投稿していたパクさん。更生への道を歩み、再び輝きを取り戻そうとしていた矢先の訃報に、多くのファンが悲しみに暮れています。
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パク・スンヒョンさんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。彼女の残したメッセージは、多くの人々の心に深く刻まれることでしょう。