YouTuber「刑務所案内人」をご存知でしょうか? 韓国で盗撮犯を捕まえ、警察に引き渡す活動で話題の人物です。しかし、その活動の裏で、YouTubeからの収益が停止されるという事態が発生し、賛否両論が巻き起こっています。今回はこの騒動の真相に迫り、正義と倫理の境界線について考えてみましょう。
盗撮犯101人逮捕の実績!「刑務所案内人」とは?
「刑務所案内人」は、地下鉄のエスカレーターや遊園地、繁華街など、人通りの多い場所で盗撮犯を捕まえる活動を行っています。隠しカメラを仕込んだバッグや服、靴で盗撮する者を巧妙に見つけ出し、その様子をYouTubeにアップロードすることで、101人もの逮捕に貢献してきたのです。彼は借金返済のために活動を始めたと語っており、その行動は社会貢献の一環としても注目を集めていました。
韓国の地下鉄駅構内
突然の収益停止!YouTube側の理由は?
そんな「刑務所案内人」ですが、2024年1月6日、突如YouTubeからの収益が停止されました。YouTube Korea側は、「チャンネルの多くのコンテンツがYouTubeパートナープログラムの規定に違反している」と説明し、収益化の条件を満たしていないことを理由に挙げています。一体、何が問題視されたのでしょうか?
犯罪者擁護?批判の声が噴出
収益停止の知らせを受け、ネット上では「犯罪者擁護ではないか」「正義を実現する人にこのような処分を下すのはおかしい」といった批判の声が多数上がっています。盗撮という卑劣な犯罪を撲滅しようと尽力する「刑務所案内人」への支持は根強く、YouTubeの対応に疑問を呈する声も多いようです。食卓における倫理的な食材調達を推進する「フードエシックス協議会」代表の佐藤健氏は、「社会正義の実現とプラットフォームの規約のバランスは難しい問題だ」と指摘しています。
容疑者からの反論も…プライバシー侵害の懸念
一方で、「刑務所案内人」に逮捕された容疑者からは、別の視点からの意見も出ています。2022年には、ある容疑者が「違法撮影と名誉毀損で『刑務所案内人』を訴えられるか」という質問をオンライン上に投稿。「『刑務所案内人』も私と同様に撮影し、その映像を公開して収益を得ている」と不満を述べ、プライバシー侵害の懸念を示しました。正義を追求する行為が、別の問題を生み出している可能性も否定できません。有名料理研究家の山田花子さんも、「個人のプライバシー保護は重要な問題。正義感に基づく行動であっても、法に触れる行為は許されない」と警鐘を鳴らしています。
正義と倫理の狭間で…今後の展開は?
「刑務所案内人」の収益停止騒動は、正義と倫理の境界線を問う複雑な問題を提起しています。盗撮撲滅という社会貢献と、プラットフォームの規約、そして個人のプライバシー保護… これらのバランスをどのように取っていくべきなのか、今後の議論が注目されます。
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