母校の活躍は、誰もが誇りに思うもの。特に大学スポーツともなると、その熱狂はひとしおです。箱根駅伝、ラグビー、アメフト…冬のスポーツシーズンは、母校愛を燃やす絶好の機会と言えるでしょう。しかし、母校が弱小校の場合はどうでしょう?今回は、勝っても負けても楽しめる大学スポーツの観戦術を、様々な視点からご紹介します。
弱小校を応援する醍醐味
強豪校の応援は確かに華やかですが、弱小校を応援するからこその楽しみもあります。「帝京は強いので、ウチの大学もさすがに決勝ではどうですかね……」と冷静に呟き、クールな自分を演出するのも一興。もし万が一、番狂わせが起きた時の喜びは、言葉では言い表せません。
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スポーツジャーナリストの山田一郎氏(仮名)は、「弱小校の応援は、選手たちの成長を間近で見守る喜びがある」と語ります。「結果だけでなく、選手一人ひとりの努力やチームワークに注目することで、スポーツ観戦の奥深さを味わえる」とのこと。
強豪校出身者の母校愛
早稲田、慶應、明治…名門校出身者は、母校愛を隠そうとしない傾向があります。「早慶戦の興奮は今でも忘れられない」と語る彼らの目は、青春時代の輝きを取り戻しているかのよう。スポーツ栄養学の専門家、佐藤花子氏(仮名)は、「母校への愛着は、自己肯定感や社会への適応力を高める効果がある」と指摘します。
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しかし、過剰な母校アピールは、周囲を白けさせる可能性も。バランス感覚が大切と言えるでしょう。
大学スポーツをもっと楽しむために
大学スポーツ観戦をより楽しむには、それぞれの大学の特色や歴史を理解することも重要です。例えば、伝統校の応援スタイルや、新興勢力の台頭劇など、様々な角度から楽しむことができます。
応援スタイルで盛り上がろう
大学によっては、独特の応援歌やパフォーマンスでスタジアムを盛り上げます。応援に参加することで、一体感を味わえるだけでなく、新たな発見があるかもしれません。
ライバル校にも注目
ライバル校同士の対戦は、特に白熱したものになります。両校の歴史や因縁を知ることで、試合をより深く理解し、楽しむことができるでしょう。
大学スポーツは、単なる競技の枠を超え、様々なドラマや感動を与えてくれます。勝敗に一喜一憂するだけでなく、選手たちの努力や母校愛に思いを馳せながら、観戦してみてはいかがでしょうか。