東出昌大さん、鹿肉たたき動画で再び物議!生食の安全性に疑問の声

近年、狩猟やジビエ料理への関心が高まる中、俳優の東出昌大さんが自身のYouTubeチャンネルで公開した鹿肉のたたき動画が、再び議論を呼んでいます。一見美味しそうな料理ですが、生食によるE型肝炎や寄生虫感染のリスクを懸念する声が上がっているのです。

東出さん、YouTubeで鹿肉たたきサラダの調理風景を公開

1月12日、東出昌大さんは自身のYouTubeチャンネルで「鹿のたたきサラダ・キノコのソテー / キノコ狩り・毒キノコの特性 / 値段付けの難しさ」と題した動画を公開しました。動画内では、自ら狩猟した鹿を解体し、鮮やかな赤身のモモ肉を使ったたたきサラダの調理風景が映されています。

鹿肉のたたき鹿肉のたたき

強火で表面を焼き、アルミホイルで包んで余熱で火を通した鹿肉を薄くスライス。新鮮な野菜、薬味、ナッツ、柑橘系の果物と共に盛り付け、自家製ドレッシングで仕上げたサラダは、見た目にも食欲をそそります。東出さん自身も「これうまいね」と絶賛し、スタッフからも「美味しい」との声が上がっていました。

ジビエの生食、本当に安全?厚生労働省の見解は

しかし、動画を見た視聴者からは、鹿肉の生食に対する不安の声が続出。「E型肝炎や寄生虫の感染リスクがあるのでは?」「しっかり火を通した方が安全」といったコメントが寄せられています。

鹿肉たたきサラダ鹿肉たたきサラダ

実際に、厚生労働省のウェブサイトでは、「ジビエ(野生鳥獣の肉)の衛生管理」のページで、ジビエは中心部まで火を通すようしっかり加熱して食べることを推奨しています。生あるいは加熱不十分なシカ肉やイノシシ肉は、E型肝炎ウイルス、腸管出血性大腸菌、寄生虫による食中毒のリスクがあると明記されています。

専門家の意見:加熱調理の重要性を強調

食肉加工の専門家、佐藤健一氏(仮名)は、「ジビエは適切な処理と加熱調理が不可欠です。特にシカ肉はE型肝炎ウイルスの感染源となる可能性があるため、75℃以上で1分以上加熱することが重要です」と指摘しています。

東出さんの過去の生食動画にも懸念の声

東出さんは過去にもシカの生食動画を公開しており、その度に視聴者から心配の声が上がっていました。昨年再婚し、パートナーの妊娠も報告していることから、健康面への配慮を求める声も少なくありません。

視聴者の反応:心配と批判の声が交錯

今回の動画に対しても、「美味しそうだけど心配」「家族の健康も考えてほしい」といった声や、「生食のリスクを理解しているのか」「軽率な行動だ」といった批判的な意見も寄せられています。

ジビエ料理を楽しむために:安全な調理方法を徹底しよう

ジビエ料理の魅力は、野生の力強さを感じられる独特の風味にあります。しかし、その一方で、生食にはリスクが伴うことも忘れてはなりません。安全にジビエを楽しむためには、厚生労働省の推奨に従い、中心部までしっかりと加熱調理することが大切です。また、信頼できる販売元から新鮮なジビエ肉を購入することも重要です。