ウクライナ紛争:クルスク州で北朝鮮兵18人死亡か 特殊作戦軍が発表、自爆攻撃も

ウクライナ特殊作戦軍は2024年2月13日、ロシア西部クルスク州で北朝鮮兵による攻撃を撃退し、18人が死亡したと発表しました。戦闘の最中、ウクライナ兵が接近した際、北朝鮮兵の1人が手榴弾で自爆、ウクライナ兵を巻き添えにしようとしたと見られています。この事件は、ウクライナ紛争における北朝鮮の関与を示唆する新たな展開として注目を集めています。

クルスク州での戦闘:北朝鮮兵の攻撃と自爆

ウクライナ特殊作戦軍は公式SNSで、クルスク州で発生した北朝鮮兵との戦闘について詳細を公開しました。特殊作戦軍によると、北朝鮮兵は待ち伏せ攻撃を仕掛けましたが、ウクライナ軍によって撃退されました。戦闘の結果、18人の北朝鮮兵が死亡したと報告されています。

北朝鮮兵とみられる兵士が手榴弾を爆発させた瞬間北朝鮮兵とみられる兵士が手榴弾を爆発させた瞬間

戦闘中、ウクライナ兵が接近した際、北朝鮮兵の1人が手榴弾を爆発させ死亡しました。特殊作戦軍は、この兵士がウクライナ兵を巻き添えにしようと自爆したと見ています。特殊作戦軍が公開した動画には、うずくまる北朝鮮兵とみられる兵士が、ウクライナ兵の接近とともに叫び声を上げ、手榴弾を爆発させる様子が記録されていました。「爆発するぞ」というウクライナ兵の大声も記録されており、緊迫した状況が伝わってきます。幸いにも、ウクライナ側に負傷者は出なかったとのことです。

ウクライナ紛争における北朝鮮の関与

今回の事件は、ウクライナ紛争における北朝鮮の関与を示唆する新たな証拠となる可能性があります。北朝鮮の兵士がロシア領内で戦闘に参加していたという事実は、両国の軍事協力関係を改めて浮き彫りにするものです。国際社会は、この事態を深刻に受け止め、今後の動向を注視していく必要があります。

ウクライナ兵ウクライナ兵

専門家の見解

軍事アナリストの田中一郎氏は、「今回の事件は、北朝鮮がロシアに軍事支援を提供しているという疑惑を裏付けるものだ」と指摘しています。「北朝鮮兵のロシア領内での活動は、国際社会の平和と安全に対する脅威となる可能性がある。更なる情報収集と分析が必要だ」と述べています。

まとめ

ウクライナ特殊作戦軍の発表によると、クルスク州で北朝鮮兵18人が死亡する戦闘が発生し、自爆攻撃も確認されました。この事件はウクライナ紛争の複雑さを改めて示すとともに、北朝鮮の関与について更なる調査の必要性を浮き彫りにしています。今後の情勢に注目が集まります。