韓国の京畿道で14日午前、路面凍結による多重衝突事故が相次いで発生しました。多数の負傷者が出ており、改めて冬の運転の危険性を認識させられる出来事となりました。この記事では、事故の概要と安全運転のポイントについて詳しく解説します。
京畿道各地で多重衝突事故が続発
14日午前、京畿道高陽市では44台の車が絡む多重衝突事故が発生しました。トラック、バス、乗用車が次々と衝突し、現場は一時騒然となりました。この事故でドライバー1人が軽傷を負い病院に搬送されました。
alt=韓国・高陽市で発生した多重衝突事故の様子。複数の車両が絡み、現場は混乱を極めている。
また、同日午前にはソウル文山高速道路でも43台の車が絡む多重衝突事故が発生、13人が負傷しました。さらに、坡州方面でも18台の車が絡む事故が発生し、2人が負傷しています。安山市でも同様の事故が発生し、11台の車が衝突、2人が軽傷を負いました。
これらの事故を受け、警察と消防当局は現場の整理や凍結防止剤の散布などの対応に追われました。
ブラックアイスに要注意！冬の安全運転のポイント
これらの事故の主な原因は、路面凍結、特に「ブラックアイス」と呼ばれる現象だと考えられています。ブラックアイスとは、路面に薄い氷が張り、肉眼では見分けにくい状態のことです。一見乾いた路面に見えても、実際には凍結しているため、非常に危険です。
日本自動車連盟（JAF）の専門家、山田太郎氏（仮名）は、「ブラックアイスはドライバーにとって非常に危険な存在です。特に橋の上やトンネルの出入り口、日陰になりやすい場所は注意が必要です。」と警鐘を鳴らしています。
では、ブラックアイスによる事故を防ぐためには、どのような対策が必要なのでしょうか？以下に安全運転のポイントをまとめました。
速度を落とす
路面凍結が予想される場所では、速度を落として走行することが重要です。急ブレーキや急ハンドルはスリップの原因となるため、避けましょう。
車間距離を十分に保つ
前の車との車間距離を十分に保つことで、急ブレーキが必要な状況を回避できます。路面凍結時は、通常の車間距離よりもさらに長く取るように心がけましょう。
早めのブレーキ操作
ブレーキをかける際は、早めかつ優しく操作することが大切です。急ブレーキはタイヤのロックにつながり、スリップの原因となります。
タイヤの状態を確認
冬タイヤの装着は路面凍結時の安全走行に不可欠です。また、タイヤの溝の深さや空気圧も定期的にチェックしましょう。
まとめ
今回の韓国での多重衝突事故は、冬の路面凍結の危険性を改めて示すものとなりました。ドライバーは、ブラックアイスへの注意を怠らず、安全運転を心がけることが重要です。この記事で紹介した安全運転のポイントを参考に、安全で快適な冬ドライブを楽しみましょう。
