バー米司法長官は20日、一方的に通告されたとして辞任を拒否していたニューヨーク連邦地検のバーマン検事を、トランプ大統領が解任したと明らかにした。米主要メディアが伝えた。同検事は、トランプ氏の側近で顧問弁護士ジュリアーニ元ニューヨーク市長に関する捜査を指揮しており、政権による不当な司法介入との批判も浴びそうだ。
バー氏は声明で、バーマン氏に対し「辞任の意思がないと表明したので、大統領に本日付で解任するよう求め、執行された」と通告した。トランプ氏は20日、解任はバー氏の判断だとして「私は関与していない」と記者団に述べた。
バー氏は19日夜、バーマン氏が辞任すると発表。その後、バーマン氏は声明を発表し、自身の辞任について報道発表で初めて知ったとして拒否を表明。20日朝も登庁し、CNNテレビに対し「自分の仕事をしに来た」と述べた。(共同)