東京女子医大の元理事長、岩本絹子容疑者(78)が背任容疑で逮捕された事件は、大学運営における異常な実態を浮き彫りにしました。jp24h.comは、独自取材で得た元職員の証言をもとに、岩本容疑者による恐怖政治の実態を明らかにします。
秘密警察による監視と弾圧
元職員によると、岩本容疑者は警察OBで構成された私設組織を運営し、職員らはこれを「秘密警察」と呼んで恐れていました。この組織は、岩本容疑者に批判的な職員を呼び出して詰問したり、メールの内容を検閲したりするなど、監視と弾圧を繰り返していたといいます。
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パソコン没収、盗聴、尋問…まるで独裁国家
2022年頃には、ある教授のパソコンが「秘密警察」によって強制的に没収されたという衝撃的な証言も得られました。岩本容疑者を批判する情報を外部に漏らした人物を特定するためだったとされ、その強引な手法は家宅捜索を彷彿とさせ、大学という組織内での出来事とは思えないほどでした。
職員集会では、告発が疑われた職員の会話内容がスクリーンに映し出されることもあったといいます。盗聴を疑わせるような情報公開に、職員たちは恐怖を感じて萎縮していったと元職員は語ります。さらに、目を付けられた職員は学長室などに呼び出され、執拗な尋問を受けることもあったそうです。
新型コロナ禍での理事長室改修:職員の怒りを爆発させた出来事
医療現場が逼迫する新型コロナ禍において、岩本容疑者は理事長室の改修に多額の費用を投じていたことが発覚。この事実は、職員たちの怒りを爆発させる決定打となりました。
医療現場への配慮欠く行動に批判の声
多くの職員が感染リスクと戦いながら懸命に医療活動に従事する中で、理事長室の改修を優先する岩本容疑者の姿勢は、大学関係者だけでなく、社会全体からも厳しい批判を浴びることとなりました。 医療倫理の専門家である山田健太郎氏(仮名)は、「医療機関のトップとしてあるまじき行為であり、医療現場への配慮を欠いている」と指摘しています。
まとめ:恐怖政治の終焉と今後の大学運営
今回の逮捕劇は、東京女子医大における長年の恐怖政治に終焉をもたらす契機となるかもしれません。今後の大学運営においては、透明性と健全性を確保し、職員が安心して職務に専念できる環境を整備することが求められます。jp24h.comは、引き続きこの事件の進展を追跡し、最新情報をお届けしていきます。