中居正広さんと女性とのトラブルにフジテレビの社員が関わっていたと週刊誌が報じたことをめぐって、フジテレビの港浩一社長が17日に初めて会見を行いました。港社長の会見冒頭発言を再録します。
■フジテレビ 港浩一社長 会見冒頭の説明
一連の報道により視聴者の皆様をはじめ、関係者の皆様に多大なご迷惑、ご心配をおかけしていますこと、および現在まで弊社から説明ができていなかったことについてお詫び申し上げます。今日までにいただいたご意見、ご批判については真摯に受け止めております。ここまで報道で指摘されたことの事実関係や、会社の対応が十分だったのかなどについて、昨年来外部の弁護士の助言を受けながら、社内で確認を進めてきました。本日はそれを踏まえてのご説明をさせていただきます。一方で、第三者の視点を入れて、改めて調査を行う必要性を認識しましたので、今後、第三者の弁護士を中心とする調査委員会を立ち上げることとしました。こちらについては後ほどご説明させていただきます。
なお本日は、これまでの私どもの認識についてご説明させていただきたいと考えておりますが、調査委員会の調査に委ねることとなり、社長の私自身も、今後調査を受ける立場となるため、この場での説明には限りがございます。その点どうかご理解賜りたくお願い申し上げます。
あわせて、改めて申し上げておきたいことがございます。この件は、当事者の女性が事案に関して直接的な発信はされておりません。当社も個人の特定に繋がるような発信は避けるべきだと考えています。具体的かつ詳細の説明には限りがございます。また、当事者間の示談の守秘義務があることから、私たちが把握した内容に限界もあることもご了承ください。プライバシーの保護や人権を尊重していきたいというのは、ことの発端から、今現在に至るまで、私どもの変わらぬ想いです。このためどうかご理解賜りたくお願い申し上げます。まず弊社は、発端となった事案について、直後に認識しておりました。2023年6月初旬となります。女性の様子の変化に気づいた社員が声をかけ、話を聞いたところ、当事者2人の間の場で起きた極めてセンシティブな領域の問題でした。女性の体調面の状況把握が第一と考え、医師の診断を受けていただきました。医師は診断後速やかに別の専門医に相談。以降、その専門医の指導に基づき対応していくこととなりました。当時の判断として、事案を公にせず、他者に知られずに仕事に復帰したいとの女性の意思を尊重し、心身の回復と、プライバシーの保護を最優先に対応してまいりました。