織姫急逝、彦星が悲痛…ご当地ソング「幸福の瞬間」で人気博したデュオ「織姫&彦星」の坂本三千代さん、ライブ配信中にくも膜下出血で死去

「織姫&彦星」として活躍していた坂本三千代さん(61歳、織姫)が18日夜、ライブ配信中に突然意識を失い、搬送先の病院でくも膜下出血のため亡くなりました。パートナーである福本繁幸氏(58歳、彦星)が悲痛な胸中を明かしました。

栃木県を拠点に活動していた「織姫&彦星」。足利市のご当地ソング「幸福の瞬間」は地元で愛され、全国区での活躍も期待されていました。坂本さんの歌声に惚れ込んだ福本氏が10年前に結成を呼びかけ、二人三脚で歩んできた道のりは、突然の悲劇で幕を閉じました。

ライブ配信中の異変、そして永遠の別れ

18日夜、「SHOWROOM」でのライブ配信中、坂本さんは突如いびきをかき始めました。視聴者の異変の知らせを受け、現場に駆けつけた福本氏が救急車を要請。しかし、約1時間後、帰らぬ人となりました。

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坂本さんは配信直前、自身のX(旧Twitter)にいつものように投稿しており、体調不良を訴える様子は一切なかったといいます。福本氏は「数日前にも頭痛などの前兆はなかった」と語り、突然の別れに言葉を詰まらせました。

夢半ば…結成10周年、新曲の打ち合わせも

「織姫&彦星」は今年7月に結成10周年を迎える予定でした。新曲の打ち合わせも進めており、今後の活動に大きな期待が寄せられていた矢先の出来事でした。

福本氏は「年初に佐野市で行ったライブは、多くの観客に囲まれ大盛況だった。彼女の歌声と誠実な人柄があったからこそ、10年間活動を続けることができた」と故人を偲び、「突然いなくなってしまい、今でも足が震えている」と悲痛な思いを吐露しました。

政治活動の支柱でもあった坂本さん、福本氏は「遺志を継ぐ」

福本氏は昨年の都知事選、兵庫県知事選に出馬。その際、坂本さんはマネージャーとして献身的に福本氏を支えました。選挙戦では二人三脚で走り抜き、福本氏にとってかけがえのない存在でした。

22日には政治塾立ち上げの記者会見を控えており、坂本さんも参加予定でした。福本氏は「大事なパートナーを失ったが、彼女の遺志を継ぐためにも会見は予定通り行いたい」と決意を語り、「織姫&彦星」としての歌手活動も継続する意向を示しました。

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突然の別れに悲しみに暮れる福本氏。坂本さんの歌声は、これからも多くの人々の心に響き続けることでしょう。