共通テスト2025、2日目となる1月19日に全国651会場で実施されました。新課程「数学ⅠA」は、なんと昨年より2ページ増の全27ページ! 増加したページ数に比例するように、受験生たちの悲鳴もネット上に響き渡りました。今回の試験、一体何が起こったのでしょうか?
難易度アップ?河合塾の見解
河合塾の分析によると、今回の数学ⅠAは「丁寧な誘導の後に、少しひねった応用問題が出題される」という構成が目立ったとのこと。基礎的な理解だけでなく、思考力や応用力も試される、まさに新課程の狙いを体現した試験内容と言えるでしょう。
噴水デートで数学?!物議を醸した第2問
特に話題を呼んだのが、第2問の(1)。なんと、公園で噴水を眺めるカップルの会話から始まる二次関数の問題が出題されました。「大きな噴水の高さは何メートルだろう?」とロマンチックな雰囲気の中、噴水の水の軌道を放物線とみなすという、なんともユニークな設定。
噴水の画像
この設定に、SNS上では「噴水デートで数学の問題を解くなんて、斬新すぎる!」といった声や、受験生からは「デート中に噴水の高さなんて気にしないでしょ…」「噴水の水を止めろ!」といったツッコミが殺到。 試験問題の意図を巡り、様々な意見が飛び交いました。
著名数学講師もコメント
この問題について、著名数学講師の山田一郎先生(仮名)は、「日常生活における数学の応用を意識させる、良い問題だった」と評価しています。確かに、一見無関係に見える噴水と数学が結びつくことで、生徒たちの数学に対する興味関心を高める効果も期待できるかもしれません。
共通テスト2025、受験生の反応は?
今回の数学ⅠA、受験生にとっては試練の試験となったようです。SNS上には「問題文が長くて読むのが大変だった」「計算が複雑で時間内に解ききれなかった」といった声が多数寄せられています。
共通テストの問題と解答
しかし、中には「難しかったけど、やりがいのある問題だった」「思考力を試される良い試験だった」といった肯定的な意見も。 新課程の目指す方向性が、受験生にも少しずつ浸透しつつあるのかもしれません。
今後の受験対策は?
今回の共通テストの結果を受けて、今後の受験対策はどうすれば良いのでしょうか? 山田先生は、「基礎学力の定着はもちろんのこと、問題文を正確に読み解き、状況を理解する能力が重要になる」とアドバイスしています。 公式や定理を暗記するだけでなく、それらをどのように応用するかを考える訓練が、今後ますます重要になってくるでしょう。
共通テスト特集ページ(高校生新聞オンライン)では、問題・解答・分析を掲載しています。ぜひ、今後の学習に役立ててください。