ロシア独立系メディアは30日、極東カムチャツカ半島沖を震源とする大地震の影響が、戦略原子力潜水艦の基地がある半島南東部の閉鎖都市ビリュチンスクにも及んだもようだと伝えた。
被害の有無や規模は不明だが、核・軍事施設が置かれる閉鎖都市は立ち入りが制限されており、仮にあっても公表されない可能性が高い。
ビリュチンスクは半島の中心都市ペトロパブロフスクカムチャツキーの南西約20キロに位置。死者こそ報告されていないものの、沿岸では「3~4メートル」(非常事態当局者)の津波が観測された。SNSには同市のスーパーで天井パネルや商品が落下した様子を収めた動画が投稿された。