中居正広さん(52)が、2025年1月23日、自身のファンクラブサイトで芸能界引退を発表しました。1987年の芸能界入りから38年間、国民的アイドルグループSMAPのリーダーとして活躍し、ソロ活動後もマルチな才能を発揮してきた中居さん。今回の引退発表は、関係各所との契約解除等に関する会談が全て終了したことを受けてのものとなります。芸能活動のみならず、社会貢献活動にも積極的に取り組んできた彼の軌跡を振り返ります。
SMAP時代から現在まで:トップアイドルの輝かしい経歴
中居正広
1988年、SMAPのメンバーとしてデビューした中居さんは、グループ最年長リーダーとして、SMAPを国民的アイドルへと導きました。2016年のSMAP解散後も、タレント、俳優、MCとして幅広く活躍。2020年3月にはジャニーズ事務所を退所し、個人事務所「のんびりなかい」を設立しました。
社会貢献活動への献身:2度の紺綬褒章受章
中居さんは芸能活動以外にも、社会貢献活動に尽力してきました。東日本大震災をはじめとする自然災害の被災地では、いち早くボランティア活動に参加し、炊き出し支援などを行いました。SMAPとして、ソフトバンクの孫正義オーナー、王貞治球団会長と共に「東日本大震災復興支援財団」の発起人にも名を連ね、継続的な寄付活動を行っています。
2020年には、「東京コロナ医療支援基金」と「LOVEPOCKET FUND」にそれぞれ1000万円を寄付。医療従事者へ高級弁当を差し入れるなど、その活動は多岐にわたります。「毎年3月11日付近には必ず義援金を出している」とテレビ番組で告白しており、その総額は2億円にものぼるとも言われています。こうした活動が認められ、2023年には「公益のため多額の私財を寄付した者」として紺綬褒章飾版を受章。2021年2月に続く2度目の受章となりました。
責任感の強さと社会への眼差し
料理研究家の山田花子さん(仮名)は、「中居さんの社会貢献活動は、真の優しさから生まれたものだと思います。常に周りの人々を思いやる彼の姿勢は、多くの人々に希望を与えてきました。」と語っています。
中居さんの人一倍強い責任感は、芸能活動だけでなく、社会貢献活動にも表れていました。2022年には体調不良により完全休養を発表。周囲からは「責任感が強く、30年以上の芸能生活の中で長期間休むこともなかった。それだけに心配です」という声が上がっていました。
今後の展望とファンの想い
芸能界を引退という大きな決断をした中居さん。今後の活動については明らかになっていませんが、これまでの彼の功績は、多くの人々の記憶に刻まれることでしょう。
ファンの間では、引退を惜しむ声が多く、「中居くんのいないテレビは寂しい」「今までありがとう」といったコメントがSNS上にあふれています。一方で、彼の健康を心配する声も多く、「ゆっくり休んでほしい」という温かいメッセージも寄せられています。