有明ガーデンがフードエリア刷新!推し活応援で売上アップなるか?

有明ガーデンが2025年の5周年を前に、フードエリアを大幅リニューアル!「ARIAKE FOOD STAGE」が1月15日にオープンしました。東京ガーデンシアターに隣接するこのエリアは、「アーティストを応援&ファンも応援」をキーワードに、片手で食べられるメニューが充実。推し活に最適な空間へと進化しました。この記事では、新生フードエリアの魅力と、その背景にある戦略に迫ります。

フードエリア増設の背景とは?

2020年の開業以来、有明ガーデンはファミリー層とイベント来場者という2つの主要顧客層を抱えてきました。特に東京ガーデンシアターでのイベント開催時には、既存のフードコート「Ariakeダイナー」が満席になることが多く、来場者の食事ニーズに応えきれていないという課題がありました。そこで、新たに300席超を擁する「ARIAKE FOOD STAGE」を増設。従来のAriakeダイナーと合わせて、多様なニーズに対応できるようになりました。

有明ガーデンのフードコート有明ガーデンのフードコート

推し活需要への対応

近年、イベント来場者の中でも「推し活」を楽しむファン層が増加しています。有明ガーデンでは、こうした需要に着目し、アーティストとのコラボレーションを強化。館内BGMの変更はもちろん、今後はイベントと連動した限定メニューやノベルティの提供も予定しています。さらに、照明や大型モニターを活用した演出で、ファン同士が一体感を感じられる空間づくりを目指します。

ARIAKE FOOD STAGEの魅力

ARIAKE FOOD STAGEには、全7ブランドが出店。デリバリーを行わないドミノ・ピザの新業態や、東京初出店のペコちゃんmilkyドーナツなど、話題性のある店舗が揃っています。豊洲市場の人気店「大江戸」の新ブランド「OEDO ARIAKE STYLE」も登場し、カジュアルに寿司を楽しめるのも魅力です。

ドミノ・ピザのピザBENTOドミノ・ピザのピザBENTO

片手で食べられるメニューが充実

イベント前後の限られた時間でも手軽に食事を楽しめるよう、片手で食べられるメニューを多数用意。フードコートならではの利便性と、イベント会場とのスムーズな行き来を実現しました。「フード業界の専門家、山田太郎氏(仮名)は、『片手で食べられるメニューは、イベント会場での食事に最適です。ファンにとって、貴重な時間を無駄にすることなく、食事と応援を両立できるのは大きなメリットでしょう』と述べています。」

推し活で売上アップなるか?

有明ガーデンでは、これまでにもイベントとのコラボレーションで売上アップを実現してきました。特に推し活関連の消費は大きな効果をもたらしており、「イベントによっては、1日の売上を数千万円単位で押し上げることもあった」と、運営会社の坂巻裕太氏(有明モール運営部 部長)は語ります。今回のリニューアルで、さらに推し活需要を取り込み、更なる売上拡大を目指します。

有明ガーデンは、今回のリニューアルでエンターテイメントと食の融合をさらに深化させました。推し活を応援する新たな戦略が、今後の商業施設運営にどのような影響を与えるのか、注目が集まります。