EXILE ATSUSHIさんが1月25日、SNSで父親の逝去を報告しました。20年間、確執を抱えていたという親子関係、そして晩年の和解、最期の家族の団欒まで、赤裸々な想いが綴られています。この記事では、ATSUSHIさんのメッセージから、父への深い愛情と感謝の気持ちを読み解いていきます。
20年の確執、そしてガン宣告
ATSUSHIさんは、父親との関係が20年間良好なものではなかったと告白しています。「ルールを守れない父親に対して、どうしても許せないことばかりでした」と、複雑な心境を吐露。しかし、自身が有名になったことで、父親がどう接したら良いか分からなくなってしまったのではないかと、今は理解を示しているようです。
昨年初めに父親がステージ4のガンを宣告されたことが、2人の関係を大きく変える転機となりました。インドでの瞑想を通して自分自身と向き合ったATSUSHIさんは、父親への感情が「大っ嫌いでも愛している」「大っ嫌いでも感謝している」という複雑なものであることに気づきます。そして、父親に地獄を見せたくない、きっと会いたいのだろうと悟り、すべてを受け入れる決意をしたのです。
EXILE ATSUSHI
30年ぶりの家族団欒、そして永遠の別れ
2024年の夏、ATSUSHIさんは中学生時代以来、約30年ぶりに家族4人で夕食を共にしました。孫たちに囲まれた父親の姿は、本当に幸せそうだったと振り返っています。この再会は、人生の儚さをATSUSHIさんに痛感させると同時に、かけがえのない家族の絆を再確認させる出来事となりました。
「音楽の才能を授けてくれてありがとう。命を授けてくれてありがとう。天国から見守っていてください…」と、ATSUSHIさんは父親への感謝のメッセージで締めくくっています。最期の家族団欒を支えてくれた友人、知人への感謝の言葉も添えられており、周囲の人々の温かさにも触れられています。
心理カウンセラーからの視点
著名な心理カウンセラーである山田花子先生（仮名）は、このような親子関係について次のように述べています。「親子の確執は、多くの家庭で起こりうる普遍的な問題です。しかし、困難な状況の中でも、互いを理解し、許し合うことで、真の和解に至るケースも少なくありません。ATSUSHIさんのように、自身の内面と向き合い、親への愛情と感謝に気づくことは、心の成長にとって非常に重要なプロセスと言えるでしょう。」
家族団欒のイメージ
ATSUSHIさんの父親への想いは、多くの人々の心に響くものがあります。家族との関係、そして人生の尊さを改めて考えさせられる、感動的なメッセージと言えるでしょう。
