アメリカのトランプ大統領がガザ地区のパレスチナ人を別の土地に移住させる意向を示したことに対してイスラム組織「ハマス」が声明を出し、強制移住だとして撤回を求めました。
ハマスは26日に声明を出し、トランプ大統領の提案はガザ地区のパレスチナ人の強制移住だと主張しました。
そして「アメリカ政権の提案はイスラエルの計画に沿い、我々の権利と自由意志に反している。提案を取り下げるよう求める」と非難しました。
そのうえで、戦闘で荒廃したガザ地区の再建やパレスチナの独立国家樹立へ協力するようアメリカに求めました。
また、トランプ大統領が受け入れ先として言及したヨルダンやエジプトに対しては、「強制移住と強制送還を拒否するよう」呼び掛けました。
トランプ大統領はヨルダン国王との電話会談で、ガザ地区のパレスチナ人を受け入れるよう要請していて、エジプト大統領にも同様の申し入れをする予定です。
テレビ朝日
