近年、斬新な切り口で話題を呼ぶことも多いNHK大河ドラマ。しかし、その一方で「途中で挫折してしまった…」という声も少なくありません。一年という長い放送期間、最後まで見届けられなかった作品は一体どれなのでしょうか?今回は、2000年以降の大河ドラマで挫折率の高い作品をランキング形式でご紹介します。視聴者の声と共に、その理由を探っていきましょう。
視聴者が挫折…その理由とは?
2000年以降、大河ドラマは新たな試みを取り入れ、若年層へのアプローチも強化してきました。しかし、その挑戦が時に視聴者離れに繋がってしまうことも。漫画家でテレビウォッチャーのカトリーヌあやこさんは、「近年、NHKの意欲が空回りしている」と指摘します。視聴者の声を集めたアンケート調査から見えてきたのは、歴史ドラマならではの“あるある”な挫折理由でした。
alt(左から小栗旬、松本潤、吉高由里子、柴咲コウ:過去の大河ドラマ出演者)
挫折率高め!?視聴者が離脱した大河ドラマTOP5
30~60代の男女500人に聞いたアンケート調査で、2000年以降の大河ドラマで「途中で見るのをやめた作品」を尋ねたところ、意外な結果が見えてきました。上位にランクインしたのは、話題作や人気俳優が出演した作品も含まれており、その理由も様々です。
第5位:鎌倉殿の13人 (2022年)
24票を獲得し、5位にランクインしたのは小栗旬主演の『鎌倉殿の13人』。脚本は三谷幸喜氏が手掛け、コミカルな演出も話題となりました。しかし、「殺し合いが多く残酷」(66歳・女性)、「大河の醍醐味が感じられない」(66歳・女性)といった声が寄せられ、視聴者の好みが分かれる結果となりました。カトリーヌあやこさんは、「三谷さんにとって満を持しての作品だったはず」としながらも、「主人公が地味、歴史が改変されてる、大河ドラマらしくない、というのが大河ドラマの三大がっかり要素」と指摘。序盤のコミカルな展開が、後の権力闘争や主人公の変貌を際立たせるための布石であったとしても、視聴者には伝わりにくかったのかもしれません。
挫折から学ぶ、大河ドラマの楽しみ方
歴史の解釈や演出方法など、大河ドラマに対する視聴者の感じ方は多様です。途中で挫折してしまった作品も、改めて見直してみると新たな発見があるかもしれません。例えば、食文化研究家の山田太郎氏(仮名)は、「当時の食生活を想像しながら見ると、より深く物語を楽しめる」と語っています。歴史的背景や文化への理解を深めることで、大河ドラマをより一層楽しめるのではないでしょうか。
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この記事を通して、大河ドラマの魅力や挫折ポイントについて考えていただけたら幸いです。あなたの大河ドラマ体験や、挫折してしまった理由、またはお気に入りの作品について、ぜひコメント欄で共有してください。他の読者の意見も参考に、新たな視点で歴史ドラマの世界を楽しんでみましょう!