結婚3年目の実憂さん(34歳)にインタビューを行いました。一見完璧に見えるライフプランの裏側にある、現代の30代女性ならではの価値観や仕事観について迫ります。
ワークライフバランス最優先の働き方
明るく朗らかな実憂さんですが、仕事の話になると複雑な表情を見せます。「事務職で資格はあるものの、社会保険労務士として働く自信はなく、転職はあまり考えていない」と語ります。安定した収入を得るよりも、ワークライフバランスを重視している様子が伺えます。
alt="インタビューを受ける30代女性"
埼玉県にマイホームを購入した実憂さん。マンションよりも駅からのアクセスは不便になりますが、将来猫を飼うことも考えて一軒家を選んだそうです。
夫婦円満の秘訣は徹底した家計管理?
夫婦の家計は実憂さんが一手に引き受けており、夫の給料は全額彼女の口座に集約。そこから全ての支払いを済ませ、夫婦それぞれお小遣い制にしているとのこと。徹底した管理体制が夫婦円満の秘訣かもしれません。
介護職からラーメン屋へ転職した夫
以前は介護施設で働いていた夫ですが、過酷な労働環境に実憂さんは心を痛めていたそうです。「いいよいいよ、辞めていいよ」と背中を押し、現在は知り合いのラーメン屋で働いているとのこと。拘束時間は長いものの、人間関係のストレスは軽減されたようです。
alt="ラーメンを食べる女性"
30代女性と40~50代女性の仕事観の違い
40~50代の就職氷河期世代は、体を壊すまで働く傾向が強いのに比べ、30代の実憂さんはワークライフバランスを重視。仕事よりもプライベートの時間を大切にしている点が、世代間の大きな違いと言えるでしょう。「人生でやりたいことは、映画鑑賞、美味しいものを食べること、読書、友人との会話、ライブに行くこと」と語る実憂さん。仕事はあくまでも生活と余暇を楽しむための手段と割り切っているようです。 ライフスタイルアドバイザーの山田彩香さん(仮名)は、「30代女性は、上の世代を反面教師に『仕事に人生を奪われない』『自分の体を大事にする』という考え方にシフトしている」と分析しています。
自分らしい生き方を見つける
実憂さんのように、自分にとって本当に大切なものを明確にし、仕事とプライベートのバランスをうまくとることで、より充実した人生を送ることができるのではないでしょうか。
まとめ
30代女性の実憂さんのライフスタイルを通して、現代女性が仕事や人生に求める価値観の変化が見えてきました。ワークライフバランスを重視し、自分らしい生き方を選択する姿勢は、多くの女性にとって共感できる部分があるのではないでしょうか。