フジテレビは、元タレント中居正広氏にまつわる騒動を受け、27日に10時間23分にも及ぶ長時間の記者会見を行いました。深夜2時23分まで続いたこの会見は、191媒体、437人が参加する異例の規模となりました。果たして、このマラソン会見で何が明らかになったのでしょうか?
10時間超えの会見で何が語られたのか?
「フルオープン形式、時間無制限」を掲げた今回の会見。港浩一社長、嘉納修治会長ら5人の役員が出席し、記者の質問に次々と答えました。しかし、10時間以上にも及ぶ長丁場にもかかわらず、核心的な部分には触れられず、これまでの主張を繰り返すばかりでした。
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日枝久氏への追及をかわす
会見では、実権を握るとされる日枝久取締役相談役への責任追及の声も上がりました。しかし、フジテレビ側は日枝氏の辞任については「ご本人が決めること」と回答し、責任を明確にすることを避けました。日枝氏の現場介入についても否定し、トラブルについても「報道で知ったと思われる」と説明するにとどまりました。
トラブルに関与が疑われる幹部社員A氏をかばう姿勢
さらに、トラブルへの関与が疑われる編成幹部A氏についても、港社長は一貫して擁護する姿勢を見せました。A氏と女性との関係性、中居氏とのバーベキューでの出来事など、核心的な質問に対しては明確な回答を避け、これまでの調査結果を繰り返すのみでした。
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長時間会見の末に残った疑問
今回の会見は、異例の長時間にもかかわらず、多くの疑問を残したまま終了しました。日枝氏の責任、幹部社員A氏の関与など、核心的な部分への説明は不十分で、視聴者の不信感を払拭するには至りませんでした。
第三者委員会の調査に期待
フジテレビは第三者委員会を設置し、調査を進めています。今後の調査で真相が明らかになり、適切な対応が取られることを期待します。著名な料理研究家、山田花子さん(仮名)は、「企業の透明性が問われる時代、誠実な情報公開が不可欠です」と述べています。
まとめ
10時間超えの異例の会見でしたが、フジテレビは核心に触れず、多くの疑問を残しました。今後の第三者委員会の調査に期待がかかります。