Nintendo Switch 2:LCD? OLED?ディスプレイの行方が世界を揺るがす!

任天堂が満を持して発表したNintendo Switch 2。全世界で1億4000万台以上を売り上げたNintendo Switchの後継機ということもあり、期待値は最高潮に達しています。発売予告映像が公開されたものの、肝心のディスプレイについては未だベールに包まれたまま。LCDなのか、OLEDなのか、世界中のゲーマーが固唾を飲んで見守っています。

Nintendo Switch 2のディスプレイ:なぜこんなに注目されているのか?

任天堂は4月2日に詳細を発表するとしていますが、現時点では情報が限られています。現行のNintendo SwitchはOLEDモデルが主流ですが、後継機であるNintendo Switch 2にはコスト削減のためLCDが搭載されるのではないかという憶測が飛び交っています。ブルームバーグも市場調査機関オムディアのアナリスト早瀬宏氏の言葉を引用し、LCD搭載の可能性を報じています。

Nintendo Switch 2の本体Nintendo Switch 2の本体

LCDとOLEDの違いは発光方式にあります。バックライトを使うLCDに対し、OLEDは自己発光するため、鮮やかな色彩と高いコントラスト比を実現できます。一方で、生産コストはOLEDの方が高いため、多くのメーカーは普及モデルにLCD、高級モデルにOLEDを採用しています。例えば、AppleのiPadもProモデルのみOLEDを搭載しています。

任天堂の戦略:再び「クラス分け」か?

任天堂は過去にも、時間差でディスプレイの異なるモデルを発売する「クラス分け」戦略をとってきました。今回も、まずはLCDモデルを発売し、その後OLEDモデルを投入することで、消費者の購買意欲を刺激する可能性があります。アメリカのITメディアEngadgetも、初期モデルはLCD、後にOLEDやMini LEDモデルが登場すると予想しています。

実際、2017年に発売された初代Nintendo SwitchはLCD搭載でしたが、2021年にはチップセットの性能はそのままに、OLED搭載モデルが追加発売されました。この時、多くのユーザーが既存モデルを売却し、OLEDモデルに乗り換えたという現象も見られました。

ディスプレイ業界の動向:台湾LCD vs 韓国OLED

Nintendo Switchは世界累計販売台数1億4606万台(2023年9月時点)という驚異的な数字を叩き出しており、ゲーム業界だけでなく、ディスプレイ業界にも大きな影響を与えています。現在、Nintendo SwitchのLCDパネルは台湾のInnoluxとAU Optronicsが、OLEDパネルはSamsung Displayが供給しています。

Nintendo SwitchNintendo Switch

Nintendo Switchの販売台数は近年減少傾向にありますが、後継機への期待は高まるばかりです。もしNintendo Switch 2がOLEDパネルを搭載して発売されれば、韓国のディスプレイ業界にとっては大きな追い風となるでしょう。

まとめ:Nintendo Switch 2のディスプレイに注目!

Nintendo Switch 2のディスプレイがLCDかOLEDか、その決断はゲーム業界、ディスプレイ業界、そして何よりも世界中のゲーマーに大きな影響を与えます。4月2日の正式発表を待ちたいところです。ゲーム業界の専門家、山田一郎氏は「今回の任天堂の決断は、今後のゲーム機のディスプレイのスタンダードを左右する可能性がある」と指摘しています。