フジテレビの今後について、ぐろ~かるCM研究所の鷹野義昭氏は「4月にはスポンサーが9割方戻ってくると予想していましたが、今回の会見に日枝相談役がいなかったことで一転、分からなくなった」と説明した。
鷹野氏は、60歳前後の各企業の経営者にとって日枝氏の影響は大きいと主張する。「スポンサーにとって、フジと言えば日枝さんなんです。ここが消費者の意識との違い」。日枝氏という影響を持つ人物の動向が分からないままでは、スポンサーも行動のしようがないとし「なぜ日枝さんが謝らないのかと、どの会社も強く思っている。はっきり言うと、困惑していると思いますよ」と話す。
今後については「日枝さんが表に出て、辞任するなど責任を取ることを発表すれば、必ずスポンサーは戻る」と断言した。「CM引き揚げはそもそも各スポンサーの懲らしめである可能性が高く、何も悪いことをしていない系列局の経営のことも考慮しなければいけない時期にさしかかっている。みんな戻りどきを考えているからこそ、日枝さん次第でスポンサーの態度も変わるはず」と予測していた。
報知新聞社