夫やパートナーはいないけど、子供は産みたい…婚活を諦めた女性(40代)がアメリカに渡って選んだ「選択的シングルマザー」とは?


【画像あり】「男性とお付き合いをしてみたこともありますが、“可愛さ”を求められる感じが楽しいと思えず…」婚活を諦めた透子さん(40代)が選んだ“選択的シングルマザー”をもっと読む

 ゴールの見えない婚活や、“お守り”代わりの凍結卵子に見切りをつけ、母になることを目指し海外に渡る彼女たちの切実な事情とは。

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パートナーがいないまま出産を選んだ

 頼った先は、アメリカにある、日本人女性向けの精子提供や卵子提供、代理母出産のエージェンシー(仲介業者)。なぜ透子さんは、結婚より出産を選んだのか、そしてなぜ海外に行く必要があったのか。

 もともと透子さんは、女子高と女子大で気の合う女友達に恵まれた学生時代を過ごし、男性に頼ることや、男性に積極的に関わりたいという意識が希薄なまま社会人となった。

交際で“可愛さ”を求められる感じが楽しいと思えなかった

 だが、20代後半で立て続けに祖父母と父を病気で亡くしたことが大きなきっかけとなり、透子さんは「家族が欲しい」と切実に願うようになる。出産への特別なこだわりはなかったものの、子どもを育てたいという気持は漠然と抱えていたという。

 そこで透子さんは「子どもを持つなら先に結婚しないと」と、婚活に精を出すが、この人と思う相手にはなかなか巡り合えなかった。

「結婚したら家事はよろしく」

 結婚は諦められても、卵子の老化というタイムリミットは刻々と迫る。特別養子縁組も検討したものの、未婚者は条件外であることが分かり、出産への焦りが透子さんの中で募っていた。



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