がんで子供が産めない体に、それを知った夫の家族は…女優・原千晶(50)が涙した「義両親のあたたかさ」


【特別グラビア】「がんで衰弱した状態」→どんどん元気になっていく原千晶さん

 30歳で子宮頸がんを発症、35歳で子宮体がんになってしまった女優の原千晶さん(50歳)。当時、交際していた男性はそれでも結婚の意思を変えなかったものの、彼の両親に病気を伝えることを悩ましく思っていた彼女。いざ、婚約者が両親に結婚の意思を伝えると、予想外の回答が…。彼女が涙したという、夫とその家族にまつわるエピソードをお届けする。(全4回の2回目/ 最初から読む )

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2度目のがんは「ちょうど結婚を考えていた時期」

原千晶(以下、原) 何秒かの沈黙のあと、「分かった。大丈夫だから、年明けに行くから待ってなさい」と言って母は電話を切りました。怒るでも泣くでもなく、一瞬で全てを受け止めてくれたんです。改めて、すごい人だと思いました。母は北海道から上京して、治療が終わるまで1年近く支えてくれました。

――当時は、旦那様と結婚する直前だったそうですね。

原 ちょうど結婚の話が進んでいたところでした。2009年の年末に、「年明けに初めて夫のご両親にお会いしに行こう」と話していた矢先にがんが発覚したんです。今後の治療のことや子宮全摘手術を受けて子供を産めなくなることを、ご両親にどう伝えればいいのか、ものすごく悩みました。

 入院の準備を急がなければならなかったので、ご両親には「仕事が入ってしまったのでご挨拶は延期させてください」と伝えていました。

 そして手術が終わり、1回目の抗がん剤治療を始めるタイミングで、夫が「1人で親に説明してくる」と言って、突然帰省したんです。

――事情を知らされたご両親の反応はどうだったのでしょうか。

 抗がん剤治療を終えて一時退院した後、お盆の時期に初めてご挨拶に行きました。まだ髪が生えていなかったので、ウィッグを着けてましたね。ご両親は「お顔を見られて本当によかった」とすごく喜んでくださり、その約2ヶ月後に入籍しました。



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