【クリップボード】仲代達矢と大林宣彦監督に特別功労賞





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 開催中の第32回東京国際映画祭(5日まで)は特別功労賞に俳優、仲代達矢(86)と大林宣彦(のぶひこ)監督(81)を選んだ。長年の映画界に対する貢献をたたえて贈る賞。

 仲代については、黒澤明監督作品の顔であり、国内外での映画賞受賞は数えきれない上、なお映画、舞台に活躍を続け、日本を代表する俳優であることが理由。大林監督については、長年にわたり膨大な数の映画、映像作品を世に送り出し、いまなお新たな試みに挑戦していることが理由であるとしている。

 同映画祭では、1日に大林監督の新作「海辺の映画館-キネマの玉手箱」を上映する。20年ぶりに故郷の広島県尾道市を舞台とし、戦争の悲劇性を訴えるファンタジー作品。また、同映画祭は、Japan Now部門で同作を含む5作品を上映する。

 4日には仲代主演の新作「帰郷」を特別上映する。仏カンヌで開かれたテレビ業界が対象の国際見本市で初公開された作品で、作家の藤沢周平の短編小説が原作。CS放送などの「時代劇専門チャンネル」のオリジナル作品で、時代劇では初となる8Kで撮影。ともに上映後に授与を予定している。



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