フジテレビの清水賢治社長が、週刊文春の訂正記事のタイミングに疑問を呈しました。元衆院議員の金子恵美氏も、文春側の説明責任を求めるなど、波紋が広がっています。
清水社長、訂正の遅れに不満
1月30日に行われたフジテレビの取締役会後、清水社長は報道陣に対し、週刊文春が記事内容を訂正したことについて「あらゆる選択肢を検討している」と述べ、文春への法的措置の可能性を示唆しました。
清水社長は特に、訂正記事の発表時期に強い不満を示しました。文春は1月28日に訂正記事を掲載しましたが、訂正内容は1月6日には既に把握していたとのこと。最初の記者会見前に訂正が分かっていたにも関わらず、訂正が遅れたことで、会見での質疑応答に影響が出たことを指摘しています。
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「週刊誌報道をベースにした質疑応答となったが、そのベースにほころびがあると、そこから積み上げるものが崩れてしまう。もう少しきちんとした対応が必要なのではないか」と、清水社長は文春の対応を厳しく批判しました。
金子恵美氏、自身の経験から文春に説明要求
元衆院議員の金子恵美氏も、31日にTBS系「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」に出演し、この件について言及しました。
金子氏は、自身も夫である元衆院議員の宮崎謙介氏が週刊文春の報道を受けた経験に触れ、「夫が文春砲を受けた際、報道のタイミングについて後日尋ねたところ、『妻の妊娠中だったため、母体への影響を考慮し、時間を置いてから報じた』という説明を受けた」と明かしました。
金子氏はさらに、「書かれた側からすると、不要な配慮でしかないが、書いた側の都合や言い分もあるかもしれない。もしタイミングに意味があるのであれば、文春はしっかりと説明するべき」と主張し、文春側の説明責任を強調しました。
週刊文春の訂正、背景に何があったのか?
今回の騒動の発端は、週刊文春が12月26日発売号で報じた記事です。当初の記事では、事件当日の会食について「女性は社員A氏に誘われた」と報じていましたが、1月8日発売号で「女性は中居氏に誘われた」と訂正しました。さらに1月28日にも再度訂正記事を掲載しています。
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なぜ訂正が遅れたのか、なぜ複数回の訂正が必要だったのか、週刊文春からの明確な説明が待たれます。 今後の展開に注目が集まっています。