台湾の人気女優、徐熙媛(バービー・スー)さんが、家族旅行で来日中に急逝されたという衝撃的なニュースが日本中に広がりました。享年48歳。台湾の中央通訊社(CNA)によると、死因はインフルエンザからの肺炎とのことです。突然の訃報に、多くのファンが悲しみに暮れています。この記事では、彼女の輝かしい経歴を振り返りつつ、その早すぎる死を悼みます。
台湾芸能界のスター、”大S”の愛称で親しまれたバービー・スー
バービー・スーさんは、1990年代半ば、17歳という若さで妹の徐熙娣(シュー・シーディー)さんと共にアイドルデュオ「S.O.S」でデビュー。持ち前のユーモアと明るいキャラクターで、たちまち人気を獲得しました。その後は、バラエティ番組の司会者としても活躍し、その鋭いトークで視聴者を魅了。台湾芸能界における確固たる地位を築いていきました。
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アジア中で大ヒット!「流星花園」で不動の人気を確立
2001年には、日本の人気漫画「花より男子」を原作とした台湾ドラマ「流星花園」でヒロインの牧野つくし役を演じ、アジア中で大ヒット。この作品で、バービー・スーさんは一躍トップスターの座に駆け上がり、「大S」の愛称で親しまれるようになりました。「流星花園」は、多くの若者の心を掴み、その後の台湾ドラマブームの火付け役となったとも言われています。日本のドラマや映画にも影響を与えた、まさに金字塔的作品と言えるでしょう。
近年の体調不良と突然の別れ
妹のシュー・シーディーさんによると、バービー・スーさんは近年体調を崩していたとのこと。今回の来日も、家族旅行で羽を伸ばすことが目的だったのかもしれません。しかし、インフルエンザから肺炎を患い、帰らぬ人となってしまいました。あまりにも突然の訃報に、台湾のみならず、中国、日本、そしてアジア中のファンが悲しみに包まれています。中国版Twitterと言われるWeiboでは、「大S逝去」というハッシュタグがトレンド入りし、15億回以上も閲覧されました。これは、彼女がいかに多くの人々に愛されていたかを物語っています。
バービー・スーさんの功績と記憶は永遠に
台湾芸能界のトップスターとして、そしてアジア中のファンに愛されたバービー・スーさん。彼女の輝かしい功績と記憶は、私たちの心に永遠に刻まれることでしょう。ご冥福をお祈りいたします。