フジテレビ系水曜22時放送開始の新ドラマ「問題物件」で、上川隆也さんが一風変わった役どころに挑戦しています。なんと、犬の化身である犬頭光太郎というキャラクターを演じ、そのコミカルな演技が早くも話題を呼んでいます。この記事では、ドラマの魅力や見どころ、そして上川さんの熱演について詳しくご紹介します。
不動産業界の裏側と心霊ホラーの融合
「問題物件」は、不動産業界を舞台にしたドラマでありながら、心霊ホラーの要素も取り入れたユニークな作品です。近年、不動産業界をテーマにしたドラマは人気が高く、「家売るオンナ」や「正直不動産」といったヒット作も生まれています。物件の間取りや営業の裏話といった要素は、多くの視聴者の興味を引くようです。本ドラマも物件好きにはたまらない内容となっている一方で、心霊現象というスパイスを加えることで、より一層の面白さを引き出しています。
alt="ドラマ「問題物件」のワンシーン。上川隆也演じる犬頭光太郎と内田理央演じるヒロイン恵美子"
犬になりきった上川隆也の熱演
上川隆也さんといえば、シリアスな役柄のイメージが強いですが、今回はコメディー要素の強いキャラクターに挑戦しています。犬の化身という設定を活かし、コミカルな動きや表情で視聴者を笑いの渦に巻き込んでいます。過去には「シティハンター」の実写版で冴羽リョウを演じ、そのコミカルな演技も高く評価されましたが、制作側の意向で一部表現が制限されたという経緯があります。今回の「問題物件」では、その鬱憤を晴らすかのように、存分にコメディー演技を披露している様子がうかがえます。マスタードイエローの服を着た上川さんの姿は、一瞬センチュリー21のケイン・コスギさんを彷彿とさせるとの声も上がっていますが、犬の性質が垣間見える仕草やマンションポエムをドヤ顔で詠み上げるシーンなど、上川さんの新たな一面を発見できる作品となっています。
alt="ドラマ「問題物件」のポスタービジュアル。上川隆也演じる犬頭光太郎の姿が印象的"
個性豊かなキャラクターとコンパクトな群像劇
ヒロインの恵美子を演じるのは内田理央さん。大手不動産販売会社で成績不振だった彼女は、問題物件のクレーム処理を行う新設部署に異動となります。勤務先はなぜか室長の自宅で、室長は社長の甥という一風変わった設定です。さらに、元刑事の探偵役として浜野謙太さんも出演。空気を読めない恵美子、飄々とした探偵、そして犬になりきった上川さんという個性豊かなキャラクターたちが、コンパクトな群像劇を繰り広げます。最近のドラマは大所帯キャストの作品が多い中、本作は少人数で物語が展開していく点も魅力の一つと言えるでしょう。
まとめ
「問題物件」は、不動産業界の裏側を覗き見ることができるだけでなく、心霊ホラーやコメディー要素も加わったエンターテイメント性の高い作品です。特に、上川隆也さんの熱演は必見。犬になりきったコミカルな演技は、視聴者に新鮮な驚きと笑いを届けてくれるでしょう。今後の展開にも期待が高まる、注目のドラマです。