任天堂の人気ゲーム「スーパーマリオ」の生みの親として、ゲームを世界に誇る日本文化の代表に発展させたことが評価された。文化功労者の連絡には「ゲームというジャンルに光を当ててもらい感謝している」と喜びつつ、「一人では何もできない仕事だ」と仲間への感謝を忘れない。
「ゼルダの伝説」など名作を数多く手掛け、ファミコンブームの立役者となった。世界に通用するゲーム作りの秘密は、長い歴史と文化を持つ京都に本社があることと関係している。目先の流行にとらわれず「自分たちが面白いと思うものを作る」ことに集中できたと振り返る。
66歳の現在も代表取締役フェローとして任天堂のゲーム開発全体を取り仕切る。「そろそろ引退かと言われないためにも新しいことを全力で続ける。世界中の人を笑顔にしたい」と話した。