《一時はハニートラップ説も》議員宿舎で見知らぬ女と鉢合わせ 岩屋外務大臣と警備担当者たちが陥った「楽観性バイアス」と「代表性ヒューリステック」


【写真】見知らぬ女が侵入した衆院赤坂議員宿舎

 事件の真相を、元衆院議員の宮崎健介氏がABEMA TVの「ABEMA的ニュースショー」で関係者に聞いた話として、「いろんなものが掛け合わさって、起こってしまった事件、事故なんです」と明かしていた。当初からこのニュースに緊迫感はなかったから、ネットでは「愛人では」「ハニートラップ?」と、岩屋氏との関係性を疑う声も出た。そう思うのも無理はない。議員宿舎といえば入り口には守衛やスタッフがいて、セキュリティーがしっかりしているというイメージしかないからだ。

 林芳正官房長官は1月30日の記者会見で、「関係者以外の立入事案があったことは事実」と赤坂の宿舎への不法侵入があったことを認めた。岩屋大臣もマイクを向けた記者たちに「事実ですけどね。すぐにお帰りいただいたんですが、何の被害もありませんでした」と少々困惑気味の声で述べ、警察当局や宿舎の管理会社に対して「警備がこういうことがあってはならない、さらにしっかり強化をしてもらいたいと申し上げた」と語った。

 女性が部屋に入っていたのは、岩屋氏自身が自室のカギをかけ忘れて出ていたからだ。そのためかコメントは不法侵入した女性に敬語を使うというおかしなもので、警察に通報すらしていないのだ。にわかに信じがたい対応に、岩屋氏の危機意識の緩さを危ぶむ声が聞こえてくる。



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