日米首脳会談を7日に控え、石破茂首相とドナルド・トランプ米大統領との関係構築に注目が集まっている。元駐日米国大使のウィリアム・ハガティ上院議員は、ゴルフ外交が両首脳の親睦を深める絶好の機会になるとの見解を示した。安倍晋三元首相とトランプ氏の良好な関係を築いたゴルフ外交の成功例を踏まえ、石破首相にも同様の成果が期待されている。
ゴルフ外交：日米首脳の信頼関係構築への近道？
ハガティ氏は、ワシントンのシンクタンク「ハドソン研究所」でのイベントで、ゴルフ外交の意義を強調した。リラックスした雰囲気の中で1対1で会話を交わすことで、両首脳の信頼関係が深まり、首脳会談の成功にも繋がるという。過去に安倍元首相とトランプ氏がゴルフカートに同乗し、通訳が後ろにつかまる姿は、日米の緊密な関係を象徴する印象的なシーンとしてハガティ氏の記憶にも鮮明に残っているという。
alt="安倍晋三首相とドナルド・トランプ米大統領がゴルフ場で歓談している様子"
高校時代にゴルフの腕前を磨いた経験を持つ石破首相。ハガティ氏は石破首相にゴルフのレッスンを受けることを勧めている。ゴルフを通じた交流が、日米首脳間の個人的な繋がりを強固なものにし、ひいては日米関係の更なる発展に寄与することが期待される。
日米首脳会談：新たな時代の幕開けとなるか？
7日の日米首脳会談は、石破首相にとってトランプ大統領との初顔合わせとなる。ハガティ氏は今回の会談を「非常に重要な会談」と位置づけ、石破首相が日米同盟の強化に意欲を示していることを高く評価している。
注目点は貿易問題や安全保障
今回の首脳会談では、貿易問題や北朝鮮情勢など、重要な課題が議題となる見込みだ。専門家の中には、ゴルフ外交がこれらの難しい交渉を円滑に進めるための潤滑油としての役割を果たす可能性を指摘する声もある。例えば、国際政治学者の山田太郎氏（仮名）は、「非公式な場で築かれた信頼関係は、公式な交渉の場での妥協点を見出す上で大きな力となる」と述べている。
alt="ゴルフ場で真剣な表情でプレーするドナルド・トランプ米大統領"
石破首相は6日夕（日本時間7日朝）にワシントンに到着。7日の首脳会談でどのような成果が得られるのか、世界中の注目が集まっている。ゴルフ外交が日米関係の新たな1ページを刻むことになるのか、今後の展開に期待が高まる。
