女子校出身Z世代のリアル 「あるある」と社会でのギャップとは?

最近、SNS上で女子校出身者と共学出身者の違いに関する議論が話題です。女子校出身者は自己肯定感が高いという意見がある一方、社会に出てからギャップを感じるという声も。本記事では、女子校出身のZ世代にインタビューし、彼女たちのリアルな「あるある」や社会とのギャップを探ります。

女子校出身Z世代の女性たち。彼女たちの『あるある』と社会とのギャップについて女子校出身Z世代の女性たち。彼女たちの『あるある』と社会とのギャップについて

Xでの議論に見る「女子校出身者」像

女子校出身者の自己肯定感の高さに注目が集まったきっかけの一つに、共学出身者が思春期に容姿で傷ついた経験を語ったポストへの反論として挙がった「女子校では面白さや優しさ、知性などが評価され、容姿が優先されないため自己肯定感を保ちやすい」という意見があります。これに対しては、「高偏差値女子校だったがカーストやいじめ、嫉妬がひどかった」など、学校による違いや合わないケースもあるとの反論も見られ、様々な声が上がっています。

社会に出てからの「ギャップ」とは?

しかし、思春期に異性の目を気にせず過ごせる女子校生活にはメリットがある一方で、男女がいる環境が当たり前である社会に出てから、特有の「ギャップ」を感じる女子校出身者も少なくないようです。今回は、中高ともに女子校を卒業したという複数の20代女性に、社会に出てからのリアルな感覚について聞きました。

これらのインタビューから、いくつかの共通する「あるある」と「ギャップ」が浮かび上がりました。例えば、力仕事の場面で「男性に頼る」という発想がなく、自分で運ぼうとして周囲に驚かれるケース。「周りの女性に言われて初めて、これが普通なのかなとハッとしました」という声がありました。

また、社会生活における異性との関わりに無意識のうちに壁を感じる人も。「コンビニのレジや電車で、つい女性を選んでしまいます。男性恐怖症ではありませんが、女性が近くにいる方が安心します」という意見も聞かれました。

さらに、「推し」がいる確率が高いことも共通点として挙げられます。アイドルやアニメに限らず、身近な人に密かに憧れるなど、常に何かに夢中になる傾向があり、それが現実の恋愛に影響することも少なくないようです。

社会に出てから異性との関わりに戸惑いや緊張を感じる女子校出身者たちのイメージ社会に出てから異性との関わりに戸惑いや緊張を感じる女子校出身者たちのイメージ

まとめ:女子校経験が生む多様性

女子校出身者たちは、思春期に容姿にとらわれず個性を育む環境で過ごす一方で、社会に出てからは異性との関わりや一般的な社会慣習において独特のギャップを感じることがあるようです。今回集まった声は、女子校経験が多様な「あるある」や社会との接点における課題を生み出していることを示唆しています。