メーガン妃の「対抗心」?英国王室との類似点、事業、ベゾス氏結婚式欠席で浮上する波紋

英国王室は常に世界中の注目を集めていますが、特にヘンリー王子夫人であるメーガン妃の動向は、メディアや世間の関心事です。最近、彼女の活動や言動が、ウィリアム皇太子とキャサリン妃の一家と比較される機会が増えています。ジェリーキャットのぬいぐるみから事業展開、さらには著名人の結婚式への招待に至るまで、メーガン妃の選択や反応はたびたび波紋を呼んでいます。本記事では、これらの最新情報を基に、メーガン妃を取り巻く現状と、英国王室との間に見られる関係性の側面を探ります。

ウィリアム皇太子夫妻と夭折した少女の絆

2024年5月、ウィリアム皇太子とキャサリン妃はバッキンガム宮殿でのガーデンパーティーに出席し、多くの参加者と交流しました。その中には、昨年17歳でがんで亡くなったリズ・ハットンさんのご遺族がいました。写真家を夢見ていたリズさんは、余命宣告を受けた後、家族の呼びかけに応じて皇太子夫妻から叙勲式の撮影を依頼され、ウィンザー城を訪れました。この時、化学療法を終えたばかりだったキャサリン妃がリズさんをハグする姿は大きな感動を呼びました。リズさんはその後、11月末に息を引き取っています。

ガーデンパーティーで夫妻と再会したリズさんの弟さんは、亡き姉のお気に入りだった「ジェリーキャット」のぬいぐるみを夫妻に贈りました。レモンパイのぬいぐるみを受け取ったウィリアム皇太子は、「これはうちの子どもたちの定番アイテムですよ」と笑顔で語りました。

英国王室のウィリアム皇太子一家の公式写真。左からルイ王子、キャサリン妃、ウィリアム皇太子、シャーロット王女、ジョージ王子。英国王室のウィリアム皇太子一家の公式写真。左からルイ王子、キャサリン妃、ウィリアム皇太子、シャーロット王女、ジョージ王子。

メーガン妃、ジェリーキャットと英王室との類似点

ジェリーキャットの話題が出た直後、アメリカに住むメーガン妃が公開した画像に、リリベット王女(4歳)がジェリーキャットのレインボー・バッグ(約6400円)を持っている様子が映っていました。これを見た人々からは「ギョッとした」「メーガンがマネするのは英王室への対抗心からだと思っていたが、同じおもちゃを与えるとなると意味が違ってくる」といった驚きの声が上がりました。

英王室との共通点はこれだけではありません。以前、メーガン妃がブランコに乗る動画を公開した際、ブランコはウィリアム皇太子一家の庭にも設置されていることが指摘されました。また、リリベット王女と一緒にバラ園で過ごす写真を公開した際も、階段状のバラ園がケンジントン宮殿にもあることが話題となりました。ある英王室専門家は、これらの類似点について「偶然とは思えない。メーガンは子どもに養蜂や造園、プリンセスベッドにおもちゃまで、王室のいとこたちと意識的に類似点を持たせている。兄一家に取って代わる準備はできているとでも言いたいのか」とまで指摘しており、その意図について様々な憶測を呼んでいます。

物議を醸すメーガン妃の事業展開「アズ・エバー」

そんな中、メーガン妃が手掛けるブランド「アズ・エバー」の第二弾商品として紅茶などが発売され、すぐに完売となりました。エクスプレス紙(オンライン版)によると、この商品の発売元はネットフリックスと提携する小売業者で、カリフォルニア州ラークスパーに本社を置く「リパブリック・オブ・ティー」社です。

注目されたのは、リパブリック・オブ・ティー社の価格の3倍でメーガン妃が商品を販売している点です。これに対し、SNSなどでは憤りの声が上がっています。「ネットフリックスがすべてを管理していて、メーガン妃はただ見ているだけだろう」「メーガン妃は中身を詰め直して自分のものにするのが得意だ。まずヘンリー王子、子どもたち、そしてお菓子もだ」といった手厳しいコメントも見られ、「アズ・エバー」の事業に対する否定的な見方が浮き彫りとなっています。

ジェフ・ベゾス氏の「世紀の結婚式」に招待されず

何かと話題に事欠かないメーガン妃ですが、最近「ショックを受けたのではないか」とささやかれているのが、アマゾンの共同創業者である資産家ジェフ・ベゾス氏とニュースキャスターのローレン・サンチェス氏の結婚式に招待されなかったことです。結婚式はイタリアのベニスで豪華に執り行われ、「世紀の結婚式」とも言われました。オプラ・ウィンフリー氏やヨルダンのラーニア王妃など、多くの著名人が顔をそろえる中、メーガン妃の名前はありませんでした。

招待状が届かなかったメーガン妃は、何かをしないではいられなかったのでしょう。「週末の気分」として大きなサマーハットをかぶり、ビーチを一人で走る動画をインスタグラムに投稿しました。さらに「アズ・エバー」のアカウントで「週末の計画:摘んで、おやつを食べて、その繰り返し」というコメントと共に、庭で果物を摘む写真を公開。これらの投稿に対し「メーガン、あなたは最高に幸せね。輝いているわ」といった称賛のコメントが寄せられたことで、メーガン妃は立ち直ったのではないかと見られています。

チャールズ国王のワインをライバル視?

さらに、7月1日にはメーガン妃が自身のオリジナルワインの販売を開始しました。しかし、これに対しチャールズ国王は、皇太子時代からチャリティー目的で私邸ハイグローブで有機栽培のブドウからワインを製造しており、この度「ワイン・ウィーク」として「6本以上購入で15%割引」を発表しました。メーガン妃はこの国王のワインプロモーションをライバル視していると報じられており、「これは私への嫌がらせに決まっている」と憤慨しているという話も伝えられています。このように、メーガン妃の新しい取り組みは、しばしば英王室の既存の活動との比較や、そこから生まれる波紋と共に報じられています。

本記事で見てきたように、メーガン妃の最近の動向は、ジェリーキャットのような日常的なアイテムから、事業展開、さらには社交の場に至るまで、多岐にわたります。これらの活動はしばしば、ウィリアム皇太子夫妻をはじめとする英国王室の活動と比較され、彼女の意図や影響について様々な議論や憶測を呼んでいます。特に、自身のブランド「アズ・エバー」の価格設定や、チャールズ国王とのワイン販売におけるタイミングの一致などは、厳しい批判や「対抗心」といった見方につながっています。メーガン妃は公的な王室メンバーではなくなりましたが、その言動は引き続き注目され、英国王室との関係性の中で様々な波紋を広げていると言えるでしょう。

出典: https://news.yahoo.co.jp/articles/cb76fb12793e309cd4f7249e45b13ae14635ba01
(ジャーナリスト・多賀幹子)